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「歯に優しい」飲料と歯の脱ミネラル化に関連する健康強調表示の立証に関する科学的意見

Scientific Opinion on the substantiation of a health claim related to “toothkind” drinks and reduction of tooth demineralisation pursuant to Article 13(5) of Regulation (EC) No 1924/2006
16 December 2010
http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/scdoc/1884.htm
「歯に優しい」飲料は、一連の加工非アルコール飲料についてのもので、パラメーターは以下の通り
a. 発酵可能な炭水化物含量が100mLあたり1g未満(0-0.9g/100mL)
b. 最小pH 3.7。
c. カルシウムと酸のモル比が0.3-0.8。
比較対象である典型的な砂糖含有酸性非アルコール飲料は、pH 2.6-3.6、カルシウムと酸のモル比は0.015-0.1、炭水化物は8-12g/100mLである。
科学的根拠を反映した文言は「典型的な砂糖を含む酸性の非アルコール飲料を高頻度飲むことは歯の脱ミネラル化に寄与するであろう;「歯に優しい」ジュースを代わりに飲むことは歯の脱ミネラル化削減に役立つかもしれない」。
ただし1日に4回以下の頻度での典型的ジュースを飲むことが歯の脱ミネラル化に影響するかどうかは不明である。科学的評価は通常のジュースとの比較として行われたことを注記する。