COT opinion on methanol safety
Friday 25 March 2011
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/mar/methanol
COTは食品に由来するメタノールへの長期暴露は、アスパルテームも含めて、健康に有害なことはありそうにないと結論した。
メタノールはタンパク質合成の副生成物として体内で生じ、食品中、特に野菜や果物、アスパルテームにも含まれる。職業上メタノールの蒸気に暴露されている人々もいる。
高用量のメタノールを摂取すると神経系、特に視覚に有害影響があり、大量だと盲目になる。COTは長期低用量暴露で影響があるかどうかについて助言を求められていた。
COTの結論から、FSAはアスパルテームは現在の使用量では懸念はないことを確認した。
- メタノールへの慢性食事暴露による影響についてのCOTの声明
COT statement on the effects of chronic dietary exposure to methanol
http://cot.food.gov.uk/cotstatements/cotstatementsyrs/cotstatements2011/cot201102
フルーツジュースに入っているメタノールが1-640 mg/Lで平均140 mg/Lで、アスパルテーム入りソフトドリンクの場合500 mLで最大30 mgの暴露量になる。人体が代謝により作っているメタノールは300-600 mg/日。メタノールの排出はエタノールより遅く、少量投与の半減期は2.5-3時間、1g/kg以上だと24時間以上。
野菜や果物を食べることは健康に良いという根拠がたくさんあることから、食事由来のメタノールについてのさらなる研究は優先順位が低いと考える。