食品安全情報blog過去記事

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その他

  • Natureニュース

福島の健康リスクを精査する
Fukushima health risks scrutinized
Published online 5 April 2011
http://www.nature.com/news/2011/110405/full/472013a.html
しかし科学者は放射能のデータを調べるのに苦労している
福島第一原子力発電所の損傷した原子炉が放射能を漏らし続けているが、研究者らは公衆衛生に与える長期影響を探る研究の基礎を作り始めている。科学者らは放射線量のベースラインデータの収集に苦労している。そのようなデータが必須だからである。
しかしながら現在20kmの避難区域外の環境中放射能レベルは何らかの健康影響が出る量より遙かに低い。この事故による最大のヒト健康影響は汚染食品や飲料を摂取することだろう。
環境中の放射能への暴露の影響を評価するには何年にもわたるコホート研究が必要であろう。どこまで調べるのか、あるいは研究が必要ないのかどうかは汚染の拡大状況に依存する。日本の当局が原子炉を制御できるまで数ヶ月かかるとしているため、健康影響があるかどうかを予想するのは難しい。
労働者については暴露量は多く長期モニタリングが行われるだろう。東京にある放射線影響協会は既に日本の原子力発電所労働者の健康についての研究を行っており、この研究に福島の労働者も含まれるだろう。広島と長崎にある放射線影響研究所はより広範な福島研究について既に議論を開始している。しかし問題は正確な被ばく量の調査が困難であることである。

  • 我々は低線量放射線のリスクを十分には知らない

We don't know enough about low-dose radiation risk
Published online 5 April 2011
http://www.nature.com/news/2011/110405/full/news.2011.206.html
David J. Brenner
(BrennerはCTによる発がんリスクを警告していることで有名。LNTであらゆる遺伝毒性発がん物質によるがん発症推定数を合計したら何人になるんだろう?)

  • 毎日2人の若い成人が皮膚がんと診断されている

Cancer Research UKのプレスリリース
Two Young Adults Diagnosed With Skin Cancer Every Day
Wednesday 6 April 2011
http://info.cancerresearchuk.org/news/archive/pressrelease/2011-04-06-two-young-adults-diagnosed-skin-cancer-each-day
Cancer Research UKの新しいデータによれば、毎日35才以下の英国人2人が皮膚がんの中でも最も悪性度の高い悪性黒色腫と診断されている。
Cancer Research UKは今年の紫外線対策啓発サンスマートキャンペーンを始めるにあたり、15-34才の英国人の悪性黒色腫発症率が1970年代に比べて3倍になっていることを明らかにした。1970年代後半の15-34才の英国人の悪性黒色腫は約290例前後だった。今では900人以上である。30年前のこの年代の10万人あたりの悪性黒色腫は1.8例、現在は5.9例である。さらにこの数字は増加し続けている。
がんは通常は高齢者の病気であるが、若い人に急増していることは極めて問題である。35才前の日焼けマシン使用は悪性黒色腫のリスクを75%増加させる。

  • 池田先生 

書き足してる
http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/I131.html

暇人がパニックになり、組織暴力を振るう
パニックになるのは、金と暇を持て余している人達です。だってそうでしょう。実際に被災した人は、パニックになりません。金も暇もない被災者の切なる願いは、「元の生活に少しでも近づけるように」です。その一方で、普段の生活の大切さ・有り難さをすっかり忘れ、暇に飽かして「極秘情報」を調べまくり、金に飽かして保存食とミネラルウォーターを買い漁る人がいる。義援金に回す金があれば、それで福島県産の野菜を買い占めれば、それが真の意味での支援になるのに、そういう発想が全くできずに思考停止に陥ってしまうのも、パニック者の特徴です。そこには被災者との共感は、これっぽっちもありません。

あなたにとっての正解は、あなたの頭の中にしかありません。