食品安全情報blog過去記事

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キノコ中毒 米国

Mushroom poisoning - USA: (MI)
31-MAY-2011
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:8799051566906049::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,88674
ミシガン州でキノコ中毒患者が増加しているため衛生当局が警告している。
今年ミシガンの少なくとも11人がキノコによる重症中毒で入院した。昨年は入院患者はいなかった。ミシガン地域中毒コントロールセンターのSusan Smolinskeによれば2011年に通報は53件あった。昨年同時期は26件であった。主な原因キノコは2種類、ビーフステーキ(Gyromitra esculentaシャグマアミガサタケ)とearly morel (_Verpabohemica_ spp.)である。これらはtrue morel(アミガサタケ)と間違えられるが、たとえtrue morelであっても調理が不適切だったり大量に食べたりお酒と一緒に食べたりすると病気になる。
シャグマアミガサタケを食べると錯乱や幻覚、けいれん、昏睡などの症状が現れる。今年入院した全員は回復したが、そのうち3人は重症肝障害になり1人は一時的に肝移植リストに掲載された。発症は食べてから6-48時間である。