- ヨーロッパは大規模詐欺と闘う
Natureニュース
Europe tackles huge fraud
14 June 2011
http://www.nature.com/news/2011/110614/full/474265a.html
5000万ユーロ以上の研究費の流用詐欺。イタリア、ベルギー、英国、フランス、ギリシャ、オーストリア、スウェーデン、スロベニア、ポーランドにまたがる数十人数十の研究プロジェクトが関与する大規模詐欺。各国が資金をとりかえそうと躍起になっている。研究分野はIT。
- 化学物質フリーの狂気
PLOS Blogs
Chemical Free Crazies
By Deborah Blum
Posted: June 12, 2011
http://blogs.plos.org/speakeasyscience/2011/06/12/chemical-free-crazies/
日曜の朝Sunday New York Timesを何となく眺めていたら有名な化粧品会社の製品についての「化学物質を使わないミネラルパウダー」という文字がとびこんできた。化学物質が全く入っていない、という言葉とミネラルという言葉をどうやったら同じ文で使えるのだろう？
もちろん私は化学物質フリーという言葉は単なるマーケティング用語であることはわかっている。同時にあらゆるものが化学物質でできているのだからこんな言葉は馬鹿げていることも。「化学物質フリー」などという言葉は教養のある人々の間ではとても使えない言葉であるが、現実にはこの単語をGoogleに入れると4400万件もヒットし、化学物質を含まないマットから化学物質を含まないチキンまであらゆるものがある。我が国のメジャー新聞ですら「化学物質フリーミネラル」などということばを使うのだ。これがおかしいことを家族に何度も説明するのは、我々の、全て化学物質からできている世界の理解を妨げるからだ。
