食品安全情報blog過去記事

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人参杜仲筋骨丸と活力宝に表示されていない西洋薬が含まれる

Ren Sem Tu Chon Chin Kuo Pill [人参杜仲筋骨丸] and Huo Li Bao [活力宝] Found to Contain Undeclared Western Medicines
27 JUNE 2011
http://www.hsa.gov.sg/publish/hsaportal/en/news_events/press_releases/Latest/ren_sem_tu_chon_chin.html
医師からの副作用報告により調査した結果、2種の漢方薬に西洋薬が含まれることがわかった。人参杜仲筋骨丸にはデキサメサゾンとクロルフェニラミン、活力宝にはピロキシカムとクロルフェニラミンとフルセミドが含まれる。これらは海外からシンガポールに持ち込まれたもので、国内では販売されていない。
人参杜仲筋骨丸の被害者は50才と80才の女性で最初の人は自分で海外で購入、次の人は家族の友人からもらった。痛み止めとして3ヶ月から2年の使用によりステロイドの副作用であるクッシング症候群を発症した。
活力宝の被害者は60才女性で、膝の痛み用に数年使用し高血圧と低カリウム血症、ホルモン応答低下による免疫不全などの症状だった。
消費者にはこれらの製品を使わないことと、慢性疾患の治療効果などをうたう補完代替療法には注意するよう助言する。
PDFのほうに製品の写真やラベルの詳細がある