食品安全情報blog過去記事

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EurekAlert(http://www.eurekalert.org)より

'Sweet Stuff: An American History of Sweeteners from Sugar to Sucralose'
13-Oct-2011
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2011-10/s-sa101311.php
National Museum of American History学芸員であるDeborah Jean Warnerによる新しい本。平均的アメリカ人は年に約150ポンドの砂糖を食べ、相当量の甘味料を食べている。砂糖やサトウキビ由来の糖蜜甜菜糖、コーンシロップ、ハチミツ、メープル、サッカリン、サイクラミン酸、アスパルテームスクラロースなどの物語を記す。どこから甘い物を探し、新しい甘味料が発見されるたびに古い物がどう変わっていたっかなどを記す。

  • 環境による主な死亡原因

A Major Environmental Cause of Death
Science ,14 October 2011
Martin et al., 334 (6053): 180-181
政策フォーラム:公衆衛生
WHOは原始的家庭での調理による室内空気汚染が世界の環境による死亡の主要原因で、毎年200万人が死亡していると推定している。調理や暖房にバイオマス(木材、作物の残り、炭、動物の糞など)や石炭を使うのが原因で、貧困地域の女性と子どもが最もリスクが高い。何十年も改良型ストーブや燃料の使用などの介入が行われているが成功は限られている。国連財団はGlobal Alliance for Clean Cookstovesパートナーシップを開始し、2020年までに100万戸の家庭にクリーンなストーブや燃料を採用することを目標としている。
(電気は本当にありがたいもの。囲炉裏のある茅葺き屋根の家で薪や糠や炭を使って生活していた時代に戻りたいなんて思わない。東京が3Cとか言ってるときに東北はそうだった。地域格差も大きかった。)

  • 初期ヒトの食事

The Diets of Early Hominins
Vol. 334 no. 6053 pp. 190-193
Peter S. Ungar、Matt Sponheimer
レビュー
これまで歯やあごの形態などから推定されてきた初期のヒトの食生活が、歯の付着物や安定同位体解析により大きく変わりつつある。歯やあごがしっかりしていても木の実や種子はあまり食べてないようだ。

  • 東アジアの大学は、より大きな経済的役割を果たす必要がある、と世界銀行は言う

ScienceInsider
East Asia's Universities Need To Play Bigger Economic Role, Says World Bank
13 October 2011
http://news.sciencemag.org/scienceinsider/2011/10/east-asias-universities-need-to.html?ref=hp
世界銀行の報告書によると東アジアにある大学は、教育や研究に欠陥があるため自国の経済発展に貢献すべき寄与をしていない。特に問題になるのは大学が供給する能力と炉宇津現場で必要となるスキルのミスマッチ。今の大学は孤立して運営されている。
Putting Higher Education to Work: Skills and Research for Growth in East Asia
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/COUNTRIES/EASTASIAPACIFICEXT/0,,contentMDK:22535968~pagePK:146736~piPK:226340~theSitePK:226301,00.html