Sense about Science
Statement on libel threats to critics of The Burzynski Clinic
29 November 2011
http://www.senseaboutscience.org/news.php/217/statement-on-libel-threats-to-critics-of-the-burzynski-clinic
根拠のないがん治療について議論しているブロガーが、名誉毀損で訴えると脅迫されている
根拠のないがん治療法であるアンチネオプラストン療法を推進しているBurzynskiクリニックの代理人と称する人が、この治療法を批判しているブロガーを名誉毀損で訴えると脅迫している。そのブログ記事は、2011年11月20日にObserverに掲載された記事で、Peter KayやRadiohead、Cheryl Coleなどの有名人が4才の治療不可能な脳腫瘍の女の子がテキサスのクリニックで治療を受けるために20万ポンドの寄付を求めていたことに反応して書かれた。ブログを書いた人達は患者や保護者が偽りの希望に健康を危険にさらし時間とお金を無駄にしていることを懸念している。
Sense about ScienceのSíle Lane
人を黙らせるために名誉毀損裁判で脅迫するのは恐ろしいことだ。我々は医療について自由に質問したり根拠を議論したりできなければならない。特に治癒の見込みのない失望している人が希望やお金を根拠のない治療法に賭けることを薦められているような場合には。
Cancer Research UK 主任Peter Johnson教授
英国のがん患者がBurzynskiクリニックに治療のために旅行すると聞いて心配している。現時点ではアンチネオプラストン療法ががんに効くというしっかりした根拠はほとんどない。さらにBurzynskiの研究や試験方法には多くの疑問がある。例えば患者に臨床研究参加のために数千ドルを要求するというのはあり得ないし、彼はここ数年試験結果を発表していない。
詳細は以下
http://rhysmorgan.co/2011/11/threats-from-the-burzynski-clinic/
Guardianが経緯を取り上げている
The schoolboy blogger who took on a US clinic
Tuesday 29 November 2011
http://www.guardian.co.uk/world/2011/nov/29/schoolboy-blogger-us-clinic
クリニックを批判して脅迫されていたのは17才の少年。彼はミラクルミネラルソルーションのインチキ宣伝への疑義申し立てでも有名。
（勇者であり素晴らしい対応。将来が楽しみ。インチキがん治療宣伝に加担した「セレブ」は彼を見習うべき）
