食品安全情報blog過去記事

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コーヒーショップのカフェインで妊娠中は健康リスク?

Pregnancy health risk from coffee shop caffeine?
Terrence Collis
Friday, 02 December 2011
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/pregnancy_health_risk_from_coffee
今週はカフェインが競争心をかきたてている−少なくとも新聞の見出しを書いている人達の。もっと重大なことはグラスゴー大学の研究者達が、シングルショット一杯で妊娠女性が推奨される一日最大摂取量200 mg以上のカフェインを意図せず摂取する可能性があることを発見した。大通りのコーヒーショップのエスプレッソのカフェインレベルが50mgから322mgまで大幅に違う。これらの結果はFSAが2004年に行った調査と同様である。
カフェインの摂取量に注意するのは誰にとっても良いことであるが特に妊婦にとっては重要である。カフェインの撮りすぎが胎児の発育に影響する可能性があるからである。このため我々は妊娠女性に1日のカフェイン摂取量を200mg未満にするよう助言している。しかしこれはどういう意味だろうか?食品や飲料にはカフェイン含量が表示されていないため、我々は意味のある助言に翻訳しなければならない。2004年のホットドリンク調査の結果から、濃度にばらつきはあるものの、平均するとフィルターコーヒーは1杯で140mgのカフェインを含むため、大体1日に1カップと助言している。
今回の報告で我々の助言を変更することはないが、この報告はコーヒーのカフェイン含量が変わってはいないか、新しい助言を出す必要があるかを検討するきっかけにはなる。
我々の根拠に基づいた助言は、科学的新発見があった場合だけではなく我々の行動が変化した場合にも変更される可能性があることを再確認しておくのが重要であろう。私はコーヒーより紅茶が好きだが、嗜好は変化するものでコーヒーショップでの流行もラテからダブルエスプレッソに向かっていることを知っている。