食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • あなたはコカインを受動吸入しているか?

ScienceNOW
Are You Inhaling Secondhand Coke?
15 December 2011
http://news.sciencemag.org/sciencenow/2011/12/are-you-inhaling-secondhand-coke.html?ref=hp
スモッグやオゾンや花粉などの色つき分布図を見たことがあるだろう。それに新しく違法薬物が加わるかもしれない。研究者達がコカインやマリファナの使用者が多い地区は大気中薬物濃度が高いことを発見したのだ。イタリアで測定した結果。
Possible social relevance of illicit psychotropic substances present in the atmosphere
Angelo Cecinato et al.,
Science of The Total Environment
Volumes 412-413, 15 December 2011, Pages 87-92

  • 分子美食学の探求

Natureニュース
Mining molecular gastronomy
15 December 2011
http://www.nature.com/news/mining-molecular-gastronomy-1.9658
東アジアの伝統料理は北米のレシピのような風味成分の一致を用いない
キャビアホワイトチョコレートを一緒に口に入れる?答えは住んでいる場所による。
北米と西欧の伝統料理ではシェフは風味化合物が同じ食品を組み合わせる傾向がある。だからキャビアホワイトチョコレートはトリメチルアミンを共有しているため一緒に食べられるだろう。しかしアジアのシェフはそうではない。英国ケンブリッジ大学理論物理学者Sebastian Ahnert らがScientific Reportsに報告した。Ahnertはアマチュア分子美食学者で、一部の食材が良く合うのは同じ風味化合物を含むからだという逸話に興味を抱き、韓国とアメリカのオンラインレシピを北米・西欧・ラテンアメリカ南欧・東アジアに分類して風味化合物の関連を調査した。北米と西欧では逸話は正しくてたとえばエビとトマトは1-ペンテン-3-オールを共有し、モッツァレラとパルメザンとトマトは4-メチルペンタン酸を共有するのでよく一緒に使われる。しかし東アジアと南欧では反対で成分の共有は少ない。以下略
(おもしろいとは思うけれど韓国を東アジア代表にするのはどうよ、という気がする。東アジアで最も多く使われる食材はトウガラシ・ごま油・ニンニク・タマネギ・大豆・醤油・コメ・ショウガっていうのがかなり偏ってると思うんだけど。)