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NZのカフェイン毒性についての注意はペットについての懸念も含む

SMC
NZ caffeine toxicity calls include worries about pets
January 18th, 2012
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/01/18/nz-caffeine-toxicity-calls-include-worries-about-pets/
カフェインの摂りすぎによる問題はヒトだけではない−ニュージーランドの中毒センターにはペットの中毒についての相談が5件あった
年に35000ほどの相談を受けるセンターのスタッフによれば、2010年末までの7年間にカフェインに関連する照会は128件でそのうち122件が実際に曝露があった事例であり117がヒト、5件が動物であった。
オーストラリアのニューサウスウェールズにある中毒センターでカフェイン含量の多いエネルギードリンクに関連する緊急相談が急激に増加しているという報告をしたため、ニュージーランドの中毒センターのスタッフもコメントした。
Medical Journal of Australiaに発表された研究では2010年末までに約300件の相談があったとされている。
NZでは128件のうち25件が濫用、12が子どもが間違って、34が意図的、41が非意図的、5は不明である。記録によれば11は自己治療、17は治療必要なし、2件はさらなる情報が必要、87は医師の治療やフォローアップとされている。患者の年齢は8ヶ月から56才で最も多いのは13才。NZでの曝露は117件でそのうち46がエネルギードリンク、63がカフェイン錠剤、8が普通のコーヒー製品、4件は3つの物質、4件が4つの物質、1件が5物質の関与するものだった。
オーストラリアでは2009年に1人のカフェイン関連死が報告されているがNZでは死亡は報告されていない。
ニュージーランド食品安全局は18ヶ月前にカフェインを多く含むエネルギーショットやエネルギードリンクは子どもや若者、妊娠女性やカフェインに感受性の高い人には適さないと警告している。