- 繊維の多い食事は憩室症を予防しない
Diets high in fiber won't protect against diverticulosis
23-Jan-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-01/uonc-dhi012312.php
40年以上、医師や科学者は食物繊維の多い食事が憩室症リスクを削減すると考えてきた。2000人以上を対象にした新しい研究では多分逆であることを明らかにした。Gastroenterologyの2012年2月号に発表されたAnne Peery医師らの報告。
1998-2010年の間に外来で大腸内視鏡検査をした30-80才の2104人の患者のデータにもとづく。食物繊維の摂取量が少ない人の方がたくさん摂る人より30%憩室症リスクが少ないことを発見した。また便秘もリスク要因ではなく排便回数が多い方がリスクが高い。運動不足、脂肪や赤身肉の摂取には関連はなかった。患者に食事助言をするにはまだ研究が必要である。
- 多くの人が、がんと診断されてからも喫煙し続ける
Many people continue to smoke after being diagnosed with cancer
23-Jan-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-01/w-mpc011812.php
CANCERにオンライン発表された新しい解析によれば、肺がんと結腸直腸がん患者の相当数が診断後も喫煙を継続する。
5338人のがんと診断された患者を5ヶ月後調査した。診断時には肺がん患者の39%、結腸直腸がん患者の14%が喫煙していた。5ヶ月後の喫煙率は肺がん患者で14%、結腸直腸がん患者で9%だった。
"A snapshot of smokers following lung and colorectal cancer diagnosis.
Elyse Park et al.,
CANCER; Published Online: January 23, 2012
- Nutrition Reviews 70周年
Nutrition Reviews
脂肪酸とその健康や疾患への役割
Fatty Acids and Their Role in Health and Disease
http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/(ISSN)1753-4887/homepage/custom_copy.htm
Nutrition Reviewsは2012年に70周年を迎える
この脂肪酸仮想号Virtual Issueはその記念の一環。これまでの論文をまとめたもの。
例えば
・脳の脂肪酸と学習と記憶に与える母親の栄養不良と産後の栄養回復の影響
・魚を食べることによるメチル水銀曝露リスクとn-3多価不飽和脂肪酸の利益のバランスをとる
70年を祝福する
Celebrating 70 Years: 1942-2012
http://onlinelibrary.wiley.com/journal/10.1111/(ISSN)1753-4887/homepage/70th_anniversary_virtual_issue.htm
過去の重要論文
