- インターネットでのニセ薬の販売は増加していて合法的なサプライチェーンに入り込んでいる
Fake drug sales are increasing on the Internet and turning up in legitimate supply chains
22-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/w-fds022212.php
International Journal of Clinical Practiceの3月号に発表されたレビュー
世界でのニセ薬の販売は750億ドル以上と推定され、2005年から2010年の間に2倍になった。多くの研究で処方でしか使えない医薬品が処方無しにウェブサイトで販売され、人々はその危険性を知っていながらもそのような医薬品をインターネットで購入している。
- 日本から到着する惨劇の残骸については、放射線は最も心配しなくていい
For disaster debris arriving from Japan, radiation least of the concerns
22-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/osu-fdd022212.php
2011年3月地震と津波が日本に惨劇をもたらしてから1周年が近づいてきて、この残骸が米国の沿岸に到着しはじめる。多くのヒトが放射線によるリスクはどうかと尋ねるだろうが、答えは単純に、noである。残骸に付着した微量の放射性物質は何ヶ月も海に漂っている間に崩壊したり洗い流されたりしている。しかし残骸そのものが全く害がないというわけではない。中には有害物質が含まれているかもしれない。岸辺にたどり着いたものについては常識的に取り扱うべきである。安全であるとみなすべきではないが、放射線については心配する必要がない。
オレゴン州立大学による地震と津波関連の情報は以下
http://oregonstate.edu/ua/ncs/earthquake-tsunami-experts
日本のこと
http://oregonstate.edu/ua/ncs/archives/2012/feb/disaster-debris-arriving-japan-radiation-least-concerns
- 私はどの魚を食べるべき？見方が選択に影響する
Which Fish Should I Eat? Perspectives Influencing Fish Consumption Choices
Emily Oken et al.,
http://ehp03.niehs.nih.gov/article/fetchArticle.action?articleURI=info%3Adoi%2F10.1289%2Fehp.1104500#Ahead of Print (AOP)
北米の魚に関する助言を毒性学的・栄養学的・環境的・経済的側面を考慮しているかどうかについてまとめた図がある。
- 再加熱油に有害アルデヒドを検出
Toxic aldehydes detected in reheated oil
22-Feb-2012
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/f-sf-tad022212.php
スペインのBasque Country大学の研究により食品中にある種のアルデヒド類（酸化α、β不飽和基を含む）を検出した。Food Chemistryに発表された研究では、オリーブ油、ひまわり油、亜麻仁油を工業用ディープフライヤーで190℃に、1日8時間、オリーブ油とひまわり油については合計40時間、亜麻仁油は20時間加熱した。ひまわり油と亜麻仁油は多価不飽和脂肪酸（リノール酸とリノレン酸）が多く、有害アルデヒドを多く生じたが、オリーブ油はオレイン酸のような単価不飽和脂肪酸が多いため有害アルデヒドは少なかった。著者らは人々に警告したいわけではなく、こういうことも考慮する必要があると指摘したものである。リスクを考えるには量が問題である。
Maria D. Guillén, Patricia S. Uriarte.
Aldehydes contained in edible oils of a very different nature after prolonged heating at frying temperature: Presence of toxic oxygenated α, β unsaturated aldehydes
Food Chemistry 131 (3): 915-926, April 2012 (available on line since September 2011). Doi: 10.1016/j.foodchem.2011.09.079.
