食品安全情報blog過去記事

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室内アイスアリーナにおける二酸化窒素暴露 ニューハンプシャー2011

Exposure to Nitrogen Dioxide in an Indoor Ice Arena — New Hampshire, 2011
MMWR March 2, 2012 / 61(08);139-142
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6108a2.htm?s_cid=mm6108a2_w
2011年1月にニューハンプシャー保健福祉省がアイスホッケープレイヤー集団の急性呼吸器系症状について調査した。咳、息切れ、喀血、胸の痛みや苦しさなどの症状からはNO2中毒が疑われた。その結果喚起システムが機能していない室内アイスアリーナで24時間以内に2つの試合が行われ、調査した43人中NO2暴露によると考えられる症状を報告したのは31人(72.1%)だった。プレイヤーが最も発症率が高かった(87.9%)。換気システムの修理後はさらなる発症者はなかった。NO2はプロパン燃料の装置による整氷作業で生じたものと考えられる。このアリーナには空気中COとCO2のモニタリング装置があったがNO2については監視していなかった。