食品安全情報blog過去記事

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インターフォン研究

The Interphone Study
http://interphone.iarc.fr/
最終報告書発表
http://interphone.iarc.fr/UICC_Report_Final_03102011.pdf
結論部分のみ
神経膠腫と髄膜腫
全体として、携帯電話の使用による神経膠腫と髄膜腫のリスクの増加は観察されなかった。高用量暴露による神経膠腫のリスク増加を示唆するものもあったがバイアスとエラーがあるため因果関係についての推測ができない。携帯電話の長期にわたる長時間使用の影響についてはさらなる研究が必要である。
聴神経腫
携帯電話の過去における定期的使用や10年前からまたは参照日以前にそれ以上定期的に使用しているヒトの聴神経腫のリスクの増加はない。累積通話時間が最大の集団で観察されたオッズ比の増加は偶然、または報告バイアス、または因果効果であろう。聴神経腫は通常増殖が遅いため、携帯電話の導入と腫瘍の発生にもし関連があったとしても観察期間が短すぎるだろう。