食品安全情報blog過去記事

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貝のモニタリングのための動物試験段階的廃止

Animal testing for shellfish monitoring phased out
Thursday 17 May 2012
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2012/may/shellfishtest
FSAの貝モニタリング計画は、市販の貝の麻痺性貝毒PSP)と脂溶性毒素の検出のためにマウスを使う試験を完全に排除することに成功した。
貝モニタリングにおける動物試験の段階的廃止はFSAの長期目標だった。認証された代替法が無い場合はマウスでの試験が最も適切なものだった。しかしFSAとCefas (環境水産養殖科学センター)が何年もかかってマウスを使わない検査法を開発した。
貝毒検査はマウスバイオアッセイを用いていたが、2006年にHPLCを用いた方法を導入して必要なマウスの数を減らし、2011年に脂溶性毒素についてLC-MSを用いた検出法を導入した。その後精細化と妥当性の評価を経て完全に動物試験を置き換えることができた。