食品安全情報blog過去記事

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対話か直接行動か?Sir Peter Gluckman教授

SMC
Dialogue or Direct Action? – Prof Sir Peter Gluckman
May 18th, 2012.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/05/18/dialogue-or-direct-action-prof-sir-peter-gluckman/
国内と海外での反GM感情を受けて、首相の主任科学アドバイザーであるSir Peter Gluckman教授がblogに科学と社会と極めて重要な「リスクの理解」について書く。
その抜粋
英国で反GM活動家が5月末に破壊活動を予告したことを受けて対話を使用という試みが行われている。研究所の科学者達が活動家に宛てた手紙で、活動家達がこの技術の安全性の根拠がないといいながらその安全性を確認するための試験を阻止しようとしていることの矛盾を指摘している。科学者達は同時に厳密な民主的手続きによって認められたガイドラインに則って行われる極めて良く管理された研究を尊重するよう求めている。
これは今年初めに対話の機会もなくニュージーランドの公的研究機関のGM松が破壊されたことを連想させる。さらに一般化すると1月にAAASの会長Nina Federoffのスピーチを引用した私の先の記事での重要な問題を提起する。特に米国で顕著な、反科学主義の政治的台頭である。
我々は多くの課題に直面している。我々は可能な限り全てのヒトの健康と、平等な社会と、環境を守りつつ繁栄することを望んでいる。政治はこの目的のための誰に何が必要でどれが重要かを配分するためのものである。単純な事実は、ただ乗りはできず、すべてがトレードオフであるということである。地球上の人口が40%増え全てのヒトにより良い生活の権利があり、エネルギーや食糧の需要が増え、環境への影響は増える。
議論の一方は技術について、一方は価値と信仰についてである。問題はそのような価値と信仰が安全性の根拠になるかどうかである。問題は現実のものであり、技術の進歩は民主主義に参加する全ての人がより多くの科学リテラシーを持つことを伴わなければならない
全文は以下
http://www.pmcsa.org.nz/blog/dialogue-or-direct-action/

反科学主義
Anti-scientism
http://www.pmcsa.org.nz/blog/anti-scientism/