食品安全情報blog過去記事

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発表:子どもの鉛中毒予防に関する助言委員会の報告書への反応:低濃度の鉛暴露は子どもに有害影響を与える:一次予防をあらためて喚起

Announcement: Response to the Advisory Committee on Childhood Lead Poisoning Prevention Report, Low Level Lead Exposure Harms Children: A Renewed Call for Primary Prevention
MMWR May 25, 2012 / 61(20);383
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6120a6.htm?s_cid=mm6120a6_x
2012年1月4日に子どもの鉛中毒予防に関する助言委員会(ACCLPP)が、「低濃度の鉛暴露は子どもに有害影響を与える:一次予防をあらためて喚起」という報告書を発表した。委員会は米国保健福祉省とCDCに新しい技術の発展や科学的知見を提言した。
ACCLPPは子どもの血中鉛濃度について<10 µg/dLを「懸念レベル」として使うことを止め、米国の1-5才の子どもの血中鉛濃度の97.5パーセンタイルである「参照値」を使うことを推奨した。現在これは5 µg/dLである。
(これは鉛には安全であるという閾値はないという考え方に基づく。97.5パーセンタイルを用いて4年ごとに見直すということはどんどん低くなるということ)