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  • GM作物についてのネガティブな報告書は政府の食糧計画を揺さぶる

Negative Report on GM Crops Shakes Government's Food Agenda
Science 17 August 2012:  Vol. 337 no. 6096 p. 789
Pallava Bagla
インドの議会委員会が先週GM作物の開発に終わりを告げるような報告書を発表した。記者会見で委員長のBasudeb Achariaは明確に「インドはGM作物を採用すべきではない」と述べた。この助言が履行されればインドの食料安全保障が脅かされるだろうとインド農業研究評議会のSwapan Duttaは警告する。
2002年にインド政府がGM作物を認めて以来、今やインドで栽培されている綿の93%がBt綿である。反対派はそれがモンサント社の製品であることを問題にしているがインド産のGMナスの開発にも反対している。
(インドのような国で「厳しい規制」が実行できるとは思えないのだが。)

SMC
Nick Smith on fracking
August 16th, 2012.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/08/16/nick-smith-on-fracking/
いくつかの新聞が特集で伝えた水圧破砕の議論についてNick Smith博士が述べる
この国を覆う水圧破砕についてのヒステリーは寓話チキンリトルの現代版である。空が落ちてくる恐怖ではないが、地下でおこっているのは反フラッキング団体の活動である。多くの団体が「ニュージーランドを破砕するな」活動に便乗している。水圧破砕はニュージーランドではすでに25年前から行われている。
(新しい技術が目立つと反対活動も盛んになるのだけれど欧米での反フラッキングの盛り上がりに比べて日本は静か。)