- 10代の重度大麻使用とIQの低下に関連
Natureニュース
Drop in IQ linked to heavy teenage cannabis use
28 August 2012
http://www.nature.com/news/drop-in-iq-linked-to-heavy-teenage-cannabis-use-1.11278
10代で大麻を使用し始めると認知機能の低下がみられるが成人になってからの使用では観察されない
1037人のニュージーランド人を生まれたときからフォローして40年になるDunedin縦断研究の結果がPNASに発表された。38才のIQが大麻使用者で平均8ポイント低下、非使用者は平均1ポイント程度増加だった。ただ重度大麻使用者は50人程度しかいないなどの限界もある。しかしDunedin研究の対象者が子どもだった時代の大麻はTHC含量が4-5%だったが現在のスカンク（大麻製品）は16-18%になっている。
Peanut and tree nut consumption during pregnancy and allergic disease in children—should mothers decrease their intake? Longitudinal evidence from the Danish National Birth Cohort
Ekaterina Maslova, et al.,
The Journal of Allergy and Clinical Immunology published online 29 June 2012
http://www.jacionline.org/article/S0091-6749(12)00794-4/abstract
61908人の妊娠中の母親の食品調査と、子どもの18ヶ月と7才時点での喘息や喘鳴、アレルギー性鼻炎について調べた。母親のナッツ摂取と18ヶ月時点での喘息は逆相関。結論としては妊娠中にナッツやピーナッツを食べないように薦めることを支持しない。
- ABAミルクショック後のバックラッシュ
Gympie Times(オーストラリア)
Backlash after ABA milk shock
29th August 2012
http://www.gympietimes.com.au/story/2012/08/29/backlash-after-aba-milk-shock/
オーストラリア母乳協会（ABA）のブリスベンに住むカウンセラーが乳児用ミルクをAIDSと同じで赤ちゃんを殺していると授業で述べたことが明るみに出て批判されている。母乳を与えることができればそれがよいことに間違いはないにしても、ミルクについて不安をかき立てる戦略は間違っていると非難されている。ABAは内部調査中。
