食品安全情報blog過去記事

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新しいプレーン包装研究−専門家の反応

New plain packaging research – experts respond
September 4th, 2012.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/09/04/new-plain-packaging-research-experts-respond/
ニュージーランドはタバコの「プレーンパッケージ」を導入するかどうかについて審議中である中、そのような対策がタバコ製品の魅力を減らすことが新しい研究で確認された。
カナダ、米国、ブラジルの科学者が640人の若いブラジル人女性を対象に、プレーン包装されたタバコが魅力的かどうか調べた。研究はBMC Public Healthに発表された。
この研究を主導したカナダWaterloo大学のDavid Hammond博士は「この研究に参加した女性はブランド包装のほうがプレーン包装より魅力的でスタイリッシュで知的だとした。さらにブランド包装のタバコが美味しくて吸いやすいだろうと考えた。提供試験では無料の場合ブランド包装の方を3倍好んだ」。この研究の結果はラテンアメリカでは初めてのものであるがニュージーランドを含む他の国で行われた同様のたくさんの研究を裏打ちするものである。SMCはニュージーランドの専門家の意見を集めた
Auckland大学公衆衛生Alistair Woodward教授
ブラジルでの研究の知見は他の場所で観察されたことと一致する。タバコ企業はブランド包装の価値をよく知っている。だからこれほど激しくプレーン包装に反対しているのだ。
Otago大学マーケティング学部Janet Hoek教授
この論文はプレーン包装を支持する増加する根拠にさらに付け加えるものである。

(NZや英国のSMCと比べると日本のSMCって全く別物のようだ。基本コンセプト−メディアが科学技術についての正確な情報を得るためのコンタクトポイントとなってメディアと科学をつなぐ−を共有していないのに同じ名前を名乗るのはどうなんだろう)