食品安全情報blog過去記事

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EUはGMトウモロコシとがんの研究は「不適切」であることを見いだした

SMC
EU finds GM maize and cancer study ‘inadaquate’
October 5th, 2012.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2012/10/05/eu-finds-gm-maize-and-cancer-study-inadaquate/
EFSAが非常に多くの批判を浴びているフランスの除草剤耐性GMトウモロコシとラットのがんを関連づけた研究の初期レビューを行い、この研究には方法とデータに相当な欠陥があることを見いだした。
英国SMCが以下の専門家の意見を集めた
John Innes Centre 代謝生物学Cathie Martin教授
EFSAは食品の安全性への責任を軽く考えてはいない、そして彼らのセラリーニトウモロコシ論文の最新の解析は人々に対してこの論文がラウンドアップや除草剤耐性作物の毒性について何も意味のある情報を提供しないことを再確認する。
このトウモロコシが本当に有毒なら人々に知らせるのは重要である。しかしEFSAの解析は明確にこの仕事を批判した。質が悪く意味のある結論は出せないという事実は極めて重要で、John Innes Centreや科学コミュニティーの多くが既に言っていることと同じである。
私はこの雑誌と研究チームがこのことを受け止め、データを提出するなり論文を取り下げるなり、協力することを望む。