食品安全情報blog過去記事

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Sense about science
Live online Q&A on farming and environment
18 October 2012
http://www.senseaboutscience.org/news.php/277/live-online-qa-on-farming-and-environment
2012年生物学週間の一環としてJonathan Foley教授とHanna Tuomisto博士が、慣行栽培とオーガニック栽培の環境影響についての質問に答える
有機農業が環境に良いのか?必ずしもそうではない。農薬を使わないことが最適解とは限らず、ベストミックスを模索するのがいいだろう。
・オーガニック食品には「土地の非効率的利用による環境に悪い製品である可能性がある」という警告を表示すべきか? 代わりにすべての食品にパフォーマンス表示をしたらどうだろうか?オーガニックのようなイデオロギー表示ではなく、カロリーあたりの土地使用面積と水使用量と炭素排出量と化学物質をすべて記して何が最良か人々に決めさせるのはどう?
・肉を食べる量を減らすといい。
・収量も生物多様性もどちらも大切。
・リサイクルには良い点もあるがリスクもある
・慣行栽培と有機栽培では温室効果ガスの排出にほとんど差はない
・土地の共有(Land sharing)と土地の節約(Land sparing)について。
・栽培方法に関係なく食料の無駄を減らすのは大事
など

  • 新しい企業が妊娠前検査の既成概念の枠を超える

New Company Pushes the Envelope on Pre-Conception Testing
Science 19 October 2012:
Vol. 338 no. 6105 pp. 315-316
プリンストン大学の遺伝学者Lee Silverと、6年前に提供された精子を使って妊娠した息子が希な代謝疾患をもつコンサルタントAnne Morrissが、両親になる予定の人のDNAをもとに仮想の子どもの疾患リスクを予想する会社GenePeeksを作った。彼らの目的は健康な子どもを生むチャンスを増やすことである。10月3日にボストンで開催されたConsumer Genetics Conferenceで概要が発表され、遺伝学者やその他の疑問を抱く人たちに論議を巻き起こしている。