食品安全情報blog過去記事

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ANSESはSéraliniらの研究の欠点を強調、しかしGMOの長期影響についての新しい研究を薦める

ANSES highlights the weaknesses of the study by Séralini et al., but recommends new research on the long-term effects of GMOs
22 october 2012
http://www.anses.fr/PMGC006DI0.htm
ANSESはフランス政府からSéraliniらが2012年9月19日に発表した論文を検討するよう求められた。ANSESが行った専門家の評価では、この研究はこれまでのNK603トウモロコシやラウンドアップ除草剤の評価に疑問を投じるものではないと結論した。しかし農薬を使ったGMOを食べることについての長期影響を扱った研究は少ないことからこれらの問題についての研究を行うことを薦める。
既に多くの機関が批判していることと独自の詳細評価により、ANSESはこの研究の最大の弱点は著者らが結論で述べていることが発表されたデータから導き出せないということであると考える。
しかし農薬を使ったGMOという独自性はあるとした。
意見本文はフランス語(soon available in Englishとある)
Séraliniへのヒヤリングという記事がある(まだ公開されていない)