食品安全情報blog過去記事

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2012年10月30日の議題とペーパー

COT agenda and papers: 30 October 2012
http://cot.food.gov.uk/cotmtgs/cotmeets/cotmeet2012/cotmeet30oct2012/cotagenda30oct2012
バイスタンダーリスク評価ACP/COT共同ワーキンググループの報告書案
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201232.pdf
農薬を散布するヒト、労働者、近傍にいるヒト、住人の定義を決め、検討すべき暴露の形態を決め、リスク評価についてレビューすることが目的
・カフェインとアルコールの相互作用について
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201233.pdf
主にエネルギードリンクとアルコールを混ぜて飲むことについて。カフェインの摂取量の多さと他の薬物の濫用が関連することなどもありカフェインの影響について結論できない
・乳児用食の高濃度ビタミンAによるリスクの可能性について
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201234.pdf
乳児および母乳を与えている母親のレバーとサプリメントが問題になっている
・乳児用食の鉛によるリスクの可能性について
鉛は安全な摂取量を決めることができないとして双線形モデルでIQへの影響を推定している。1日の暴露量6microg(20kgの子どもで0.3 microg/kg体重/日)でIQ 0.5低下、12microgで1低下、38microgで3低下。市販のミルクの鉛含量がそのまま飲めるタイプで0.7 microg/kg、離乳食で平均5-13 microg/kgといったところ。
集団レベルでIQが1%低下する場合をPOD (BMDL01 of 0.50 μg/kg bw/day)としてMOEを計算すると一桁
・乳児用食のアルミニウムによるリスクの可能性について
http://cot.food.gov.uk/pdfs/tox201236.pdf
アルミニウムについては豆乳ベースのミルクで含量が多いために摂取量が多くなる。母乳を与えられている場合PTWIの2-6%なのに対して豆乳ベースだと21%。水に含まれる量を考慮すると最大54%になる。