食品安全情報blog過去記事

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COTの2013年2月5日の議事録

COT meeting: 5 February 2013
http://cot.food.gov.uk/pdfs/cot5febdraftminutes
ホライゾンスキャニング
・発生毒性における種間外挿の際の10倍の安全係数が十分かどうかについて。種だけではなく系統間でも差がある、代謝などの研究データがあれば不確実係数は減らせる、もし10倍が適切でない場合があれば理由を探り発生毒性だけなのかどうか検討すべきなどの意見があった。疫学研究にLOAELを用いるよりはベンチマーク用量を用いるのが好ましい。
・肥満原因物質についてのペーパー作成中
・他の委員会で植物マイクロRNAについて検討中。
環境化学物質の免疫毒性について、ヒトの免疫毒性物質として確認されているものは非常に少なく、さらに免疫毒性が化学物質の毒性の指標として最も感受性が高い場合はあまりない。
・幼弱者の免疫毒性感受性について外部専門家を招いてプレゼンしてもらう。その内容として、免疫毒性を評価する標準法はあるのか、毒性試験の標準セットの一部になりうる現行試験法があるのか、他の有害影響より低濃度で有害影響が見られるのかあるいは高濃度でのみみられるのか、実験動物からヒトへの外挿の課題、観察された変化が有害かどうかをどうやって判断するのか、変化は暴露時のみなのか持続するのか、新生児すり込み、をカバーすることを求めた。
・乳児食の安全性について、COTは先にメチル水銀のPTWIを1.6 microg/kg体重/週としたがEFSAが1.3 microg/kg体重/週に引き下げた。
EFSAによるアスパルテームの再評価へのパブリックコメント
ビタミンDのレビュー:高濃度での有害影響
乳児食中のヘキサクロロシクロヘキサン
乳児のビタミンA過剰症