食品安全情報blog過去記事

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その他

Sense about science
Don't be tempted by supermarket cholesterol tests
26 February 2013
http://www.senseaboutscience.org/blog.php/40/dont-be-tempted-by-supermarket-cholesterol-tests
この季節になるとスーパーマーケットが(コレステロールを下げる効果を謳う製品の販売促進キャンペーンの一環として)顧客に無料の店内コレステロール検査を行う。良いことのように聞こえるかもしれないがこのような見境のない健康検査は、大通りでの血圧検査がストレスのもとになるように、必要のないパニックを引き起こす可能性がある。
この種の行為は健康な人々が将来の疾患リスクを予想できるという誤解を蔓延させる。多くの買い物客はコレステロールの検査が心疾患の初期かどうかあるいは今後数年でリスクがあるかを知るチャンスだとみなすだろう。検査を売る企業による誤解を招く宣伝が溢れていることを考えればこのように考えてしまうことを非難できない。
でははっきりさせておこう:簡単なコレステロール検査やその他DIY健康検査はそれのみではあなたの疾患リスクについて意味のあることを教えない。数値が高かったとしても家族歴やBMIのような他の要因を考慮しなければ意味がない。
Flora(コレステロールを下げる効果を謳う製品の販売業者)が糖尿病や肥満のヒトを対象にしていると言っていても意味のある結果の解釈にはその他のリスク要因の考慮が必要である。これは既にコレステロール管理を行っているであろう医師に不必要な労働を課す。
最悪ケースを考えてみよう:Flora Pro-Activのセールスマンがコレステロール濃度がなかなかよくて正常レンジまでほんのちょっとという肥満で糖尿病の顧客にコレステロール低下マーガリンを薦める。客は喜んでスタチンをやめてより「自然」な治療法に飛びつくだろう。
検査や健康助言はマーケティングや善意ではなく根拠に基づく必要がある。医師のグループはこの種の検査の安全性と倫理に疑問を抱き啓発ウェブサイトを作った。
PrivateHealthScreening
What to think about when you're thinking about screening tests
http://privatehealthscreen.org/

  • 英国の健康パフォーマンス:2010世界疾患負荷研究の知見

UK health performance: findings of the Global Burden of Disease Study 2010
Christopher JL Murray et al,
The Lancet, Early Online Publication, 5 March 2013
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(13)60355-4/abstract
英国には60年以上無料の医療制度や公衆衛生計画がある。1990年以降医療費が増加し構造改革が行われている。GBD2010のデータを用いて英国の成果を他国と比較した。
英国は早期死亡についてEU15+平均以下でさらに対応すべきことがある。精神疾患、薬物使用、筋骨格疾患、転落に対応が必要。

  • 脳トレーニング:ゲームが役にたつ

Natureニュース
Brain training: Games to do you good
Daphne Bavelier& Richard J. Davidson
Nature Volume:494,Pages:425–426
Date published:(28 February 2013)
http://www.nature.com/nature/journal/v494/n7438/full/494425a.html
神経科学者は脳の機能増強と生活の質を改善するためのゲームの開発に協力すべき