食品安全情報blog過去記事

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FTCの2011年調査は2560万人のアメリカ人が詐欺の犠牲者になったと推定

FTC Survey for 2011 Shows an Estimated 25.6 Million Americans Fell Victim to Fraud
04/19/2013
http://www.ftc.gov/opa/2013/04/fraudsurvey.shtm

  • 2011年米国における消費者詐欺 第三回FTC調査

Consumer Fraud in the United States, 2011
The Third FTC Survey
http://www.chsourcebook.com/reports/ftc_fraud_survey_2013
FTCが2011年後半から2012年前半に行った消費者を欺く行為の概要報告書。2005年の結果との比較も行っている。
2011年は米国成人の10.8%、2560万人が1件以上の詐欺の犠牲者となっていると推定された。2011年はこの種の詐欺が3780万件あったと推定される。
最も多かったのは痩身用製品、懸賞、購入していない製品の代金要求、内職商法などである。特に多かったのは詐欺的痩身用製品で、2011年に消費者の2.1%、米国成人の510万人が詐欺的痩身用製品を購入し使用したと推定される。件数としては760万件と推定。製品としては非処方薬、ダイエタリーサプリメント、皮膚にはるもの、ラップ、イヤリングなど。
被害者が詐欺に遭うきっかけとしてはインターネットが最も多い。1/3がインターネットの情報で2005年の20%強から2011年の33%弱まで増加、次がダイレクトメールやチラシなどの印刷メディアで約20%で2005年から8%減少、電話による勧誘は2005年とほぼ同様で10%弱。
購入方法はインターネットが40%、電話が30%。支払いはカードが56%。
詐欺の犠牲者は、リスクをとる傾向の高い人、過去2年間に離婚や家族の死などの重大な負のイベントを経験した人、数字に弱い人、借金の多い人、アフリカ系やヒスパニックで、我慢強い人は詐欺に遭いにくい。
(日本では効果のない痩身用製品で消費者を騙すのに荷担しているのが消費者庁だったりするんだけど。トクホ使っただけでは痩せないから。)