食品安全情報blog過去記事

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食品中の残留農薬の累積影響は明確でわかりやすい基準に基づいて評価されるべき

Cumulative residues of pesticides in food should be assessed on the basis of clear and simple criteria
22.04.2013
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2013/11/cumulative_residues_of_pesticides_in_food_should_be_assessed_on_the_basis_of_clear_and_simple_criteria-186601.html
BfRで国際ワークショップ
食品中に複数の残留農薬が存在することは一般の人にとって懸念と見なされ続けている。しかしながら食品中に認められている濃度(MRL)の残留農薬は複数を一緒あるいは短い時間間隔で食べた場合でも消費者の健康に悪影響を与えないであろう。欠けているのは一般的に認められた累積リスク評価方法である。それは規制にルーチンで使えるようなシンプルで透明なものであるべきである。現在EUで累積リスク評価の方法論が吟味されている。先月行われたBfRの累積リスク評価に関する会議では科学者がこの方法の採用についての意見を交換した。
BfRは農薬のADIやARfDなどの毒性学的参照値と食べる量の比であるハザード指数(HI)を用いて評価することを提案している。