食品安全情報blog過去記事

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その他

CAP(Committee of Advertising Practice英国広告慣行委員会)
Therapies: Reflexology
http://www.cap.org.uk/Advice-Training-on-the-rules/Advice-Online-Database/Therapies-Reflexology.aspx
CAPもASAもリフレクソロジーが病気の治療や予防に効果があるという宣伝は認めない。認められるのはリラックス、気分を良くする、睡眠の助けになる、緊張を緩和する、などである。
2011年にASAがリフレクソロジーの宣伝ウェブサイトを調べたところ、パーキンソン病、関節炎、偏頭痛、高血圧、不妊、がん、鬱、ADHDなど多様な病気の軽減に効果があると宣伝していた。これらについては根拠が十分ではなく宣伝を取り下げることを求めた。

  • 腰痛に脊椎手技療法:コクランレビュー更新

Spinal manipulative therapy for acute low back pain: an update of the cochrane review.
Rubinstein SM et al.,
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23169072
結論;効果無し
(本当に病気なら病院へ。)

  • 基本に帰ろう:はしかワクチンの奇跡と悲劇

Back to basics: the miracle and tragedy of measles vaccine
Zsuzsanna Jakab, David M Salisbury
The Lancet Volume 381, Issue 9876, 27 April–3 May 2013, Pages 1433–1434
英国Swanseaにおけるはしかのアウトブレイクは予防できた。公衆衛生向上のために、できることがある。

  • 英国は強制ワクチン接種を導入すべきか?

Should the UK introduce compulsory vaccination?
David Elliman, Helen Bedford
The Lancet Volume 381, Issue 9876, 27 April–3 May 2013, Pages 1434–1436
ワクチンで予防できる病気が英国で流行したことにより強制接種の声があがっている。2013年4月17日までにSwanseaで808例のはしかが報告され10%が入院、1人が死亡している(原因は確認されていない)。イングランド北部でも865例が確認されている。ワクチンを接種していない子どもには2つの主要グループがあって、保護者が予防接種サービスにアクセスできないなど困難な状況にある場合と、保護者がワクチン拒否をしている場合である。前者は社会的に恵まれていない傾向があり、逆に後者は富裕層が多い。