食品安全情報blog過去記事

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科学−「実現可能な(缶詰にできる)」専門職

Science – it’s a 'can-do' profession
Posted by Andrew Wadge on 03 May 2013
http://blogs.food.gov.uk/science/entry/science_it_s_a_can
缶詰が食品の保存に200年も使われていることを知っていますか?これは科学の最高の応用法の一つである。
缶詰が最初に作られたのは1813年5月、ロンドンの南のBermondseyで、である。当時の製造工程では錫の板を手で缶の形にし、縁を鉛のハンダでシールした。1.8kgから9kgの重さの缶詰は、最初は英国海軍に肉を供給するのに使われた。まもなくそれは大英帝国のあらゆる場所で牛肉、ヒツジ肉、ニンジン、パースニップ、スープを輸出するのに使われるようになった。BBCのすばらしい記事で、王立協会を代表してSir Joseph Banksが「我々の生きている時代における最も重要な発明の一つ」として紹介している。今日の缶詰製造工程は機械化されており安全になっている。
缶詰の中身はより安全になったが、我々の助言は缶は開けたら保管に使わないこと、である。ただしこの助言はココアなどのように再度蓋ができるタイプの缶にはあてはまらない。
BBCによると英国では毎年5億個の缶詰が販売され、1年に1家庭で約680個の缶を使用する。このことはかつて革新的科学発明だったものが大きな信頼を獲得していることを示す。

The story of how the tin can nearly wasn't
http://www.bbc.co.uk/news/magazine-21689069
昔の缶の写真とか1850年代の食品偽装事件(食用に適さない肉を入れた缶)とか鉛汚染とか
長いけれどおもしろい記事。