食品安全情報blog過去記事

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その他

Plant Oils Were Associated with Low Prevalence of Impaired Glucose Metabolism in Japanese Workers
Kurotani K, et al.
PLoS ONE 8(5): e64758
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0064758
国立国際医療センター臨床研究センターの黒谷佳代氏らは、18〜69歳の日本人勤労者1,065人における横断的研究により、個々の食餌脂肪酸および食餌脂肪酸パターンと糖代謝異常との関連を検討した。その結果、植物由来の脂肪酸が日本人成人の糖尿病発症を防ぐ可能性が示唆された。
(特殊なネズミ(脳卒中になりやすい高血圧自然発症ラット;SHRSP)の実験とヒトの研究とどちらが重要かは言うまでもないよね?)

  • メディアか製造業者か:誰が健康リスクを伝える重荷を背負うのか?

Globe and Mail
Media or manufacturers: Who bears the burden of communicating health risks?
Jun. 12 2013
http://www.theglobeandmail.com/news/national/media-or-manufacturers-who-bears-the-burden-of-communicating-health-risks/article12507606/
リスクを伝えることは健康の専門家(と健康ジャーナリスト)にとって最も大きな課題の一つである。
よく使われているバースコントロールピルYaz とd Yasminを使用していて23人の女性が死亡した、というニュースを取り上げてみよう。確かに穏やかではない。しかしこの数字をもっとよく理解するために質問すべきことがある:何人中23人なのか?どのくらいの期間で?確かに女性は死亡したときピルを使用していたとして、他のリスク要因は無かったのか?言い換えると、文脈が重要である。
我々は全ての医薬品には副作用があることを決して忘れてはならない。もし副作用がないのなら、多分薬効もないだろう。あなたはリスクとベネフィットのバランスをとらなければならない。(以下ピルのメリットと副作用について説明)

  • 実験室での実験がグリーンコーヒー豆痩身サプリメントの有効性に疑問を投げかける

Lab experiments question effectiveness of green coffee bean weight-loss supplements
12-Jun-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-06/acs-leq061213.php
魔法の痩身サプリメントと呼ばれるグリーンコーヒー豆の主要成分クロロゲン酸は、高脂肪食を食べさせたマウスの体重増加を抑制しない。Journal of Agricultural and Food Chemistryに発表された。