食品安全情報blog過去記事

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Owen PatersonのGMについてのスピーチへの専門家の反応

expert reaction to Owen Paterson’s speech on GM
June 20, 2013
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-owen-patersons-speech-on-gm/
環境大臣Owen PatersonがRothamsted Researchで、英国は遺伝子組換え作物を採用すべきというスピーチを行った
政府の主任科学アドバイザーMark Walport卿
「我々は気候や環境が変化する中で人口が増える世界を食べさせていくためにあらゆる農業技術を駆使する必要がある。遺伝子組換えは農業にとって広く使われている重要な技術である。産物は十分検査されている」
先の主任科学者、国際開発省Gordon Conway卿
Owen Patersonのスピーチを歓迎する
先の主任科学アドバイザーJohn Beddington卿
世界は今後数十年極めて困難な課題に直面するだろう。GMの排除はこうした課題の対応をより難しくする
生物学会長Mark Downs博士
GM技術を拒否することはより良い未来への機会を損なうリスクとなる
John InnesセンターCathie Martin教授
GMOの承認に長時間高い費用がかかることが独占を招いている。これを減らすことが社会にとってメリットがある。
生態学水文学センター長Mark J Bailey
持続可能性強化のためにGM作物を利用する可能性を認識することを歓迎する
John InnesセンターGiles Oldroyd教授
科学者はGMは農家にも環境にもヒト健康にもメリットがある安全で適切な技術であることを証明してきた
食品研究所最高責任者David Boxer教授
世界の増加する人口を養うために安価で安全で栄養のある食品が必要で、そのための技術を排除すべきではない
ケンブリッジ大学Sainsbury研究所長Ottoline Leyser教授
GMを特別扱いするのはやめる時期である
John Innesセンター長Dale Sanders教授
飢餓や栄養不良などの真の課題を解決するために、根拠に基づいた評価をしよう。GM技術のリスクは小さく利益は大きい。
Rothamsted Research最高責任者Maurice Moloney教授
大臣の明確なリーダーシップを歓迎する
BBSRC最高責任者Douglas Kell
英国の生命科学を支持する合図を歓迎する
(それぞれもっとながい。人数の多さに本気を感じる)