食品安全情報blog過去記事

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EFSAは2年間食品まるごと試験の基本原則ガイドを発行

EFSA issues guiding principles for two-year whole food studies
31 July 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/130731.htm
EFSAは、ヒトの長期摂取によるがん原性/毒性リスクを評価するための2年間食品まるごと試験を行う場合の基本原則ガイドを発表した。国際的に認められた標準法に則った齧歯類試験のデザインについての助言やそのような試験の限界についてのべ、さらにそのような試験を行うかどうかの決定はケースバイケースで、既存の毒性学的、栄養学的、組成データを評価した後で行うべきことを強調した。試験を行う前に明確な特異的目標を設定することが必須である。
単一の化学物質の影響を調べる場合と異なり、食品まるごとの場合は大量に投与することになるので何らかの影響が出る可能性は高い。そのため実験計画にも結果の解釈にも注意が必要になる。
OECD TG 453の全食品/飼料試験への適用可能性についての考察
Considerations on the applicability of OECD TG 453 to whole food/feed testing
EFSA Journal 2013;11(7):3347 [18 pp.].
31 July 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3347.htm