食品安全情報blog過去記事

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その他論文等

  • ジャガイモ毒への経路

The pathway to potato poisons
31-Jul-2013
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-07/wios-tpt073113.php
1924年にScienceはイリノイ州で、収穫したジャガイモが日光に当たって緑色になったものを食べて死亡した事例を報告している。ジャガイモを食べた2日後にJames B. Matheneyの妻と2人の娘と4人の息子が中毒症状を発症し、45才の妻が1週間後に死亡し、その後16才の娘が死亡した。残り5人は回復した。ジャガイモを食べなかったJames B. Matheneyと母乳を与えられていた男の赤ちゃんだけが中毒にならなかった。
ヒトでこのような中毒事例は希であるが動物はしばしば緑色のジャガイモを食べて病気になったり死んだりする。症状は消化管障害、感覚消失、幻覚、その他の神経症状である。心拍が異常になって死亡することがある。原因物質はソラニンとチャコニンで、日光に当たったり芽が出たりすると急激に濃度が増える。それは芋を昆虫や病気から守る。
ソラニンとチャコニンは糖アルカロイドと呼ばれるグループに属し、糖アルカロイドにはトマトやナスなどの他の食用植物に微量含まれる数千もの化合物がある。これらの物質については200年以上前から知られていたが植物でどうやって作られるのかについてはごく最近わかってきたばかりである。植物科学のAsaph Aharoni教授らはコレステロールから糖アルカロイドが合成される代謝マップを作った。

  • 輸入ホットソースの鉛濃度評価

An evaluation of lead concentrations in imported hot sauces
Jennifer A. Berger Ritchiea & Shawn L. Gerstenbergera
Journal of Environmental Science and Health, Part B: Pesticides, Food Contaminants, and Agricultural Wastes, Volume 48, Issue 7, 2013 pages 530-538
メキシコからアメリカに輸入されるホットソースの鉛濃度が、検出限界以下から2028 ppmまであった。FDAのキャンディについてのアクションレベルは0.1 ppmである。0.1 ppmを超過するものは25検体中4検体だった

Reuters
Coke likely to face Vitaminwater class-action, but not for money
Fri Jul 19, 2013
http://uk.reuters.com/article/2013/07/19/business-us-cocacola-vitaminwater-idUKBRE96I02Q20130719
米国連邦判事がビタミンウォーターの健康上のメリットについて、損害賠償ではなく消費者を誤解させたことについての集団訴訟を薦めた。
CSPIが行っていたもの
Coke Loses Again as Vitaminwater Case Moves Forward
July 18, 2013
http://www.cspinet.org/new/201307182.html