添加物包装課/添加物基準課 2013-08-06
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&pageNo=1&seq=20953&cmd=v
食品医薬品安全処長政丞は韓国民のカフェイン摂取量を評価した結果, 国民 1人当り平均一日摂取量は 67.1 mgでカフェイン最大一日摂取勧告量(400 mg) の17%だった。
※ 韓国のカフェイン最大一日摂取勧告量 : 大人 400 mg 以下, 妊婦 300 mg 以下, 子供・青少年 2.5 mg/kg(体重) 以下
この調査は国内流通食品のカフェイン含有量の調査及び国民健康栄養調査(2010年)をもとに▲年令別カフェイン摂取量 ▲摂取寄与食品などを評価した.
国民 1人当りカフェイン平均一日摂取量は 67.1 mgで男性は 75.5 mg, 女性は 60.5 mgで男性が女性よりカフェイン摂取量が多かった
〈年令別カフェイン摂取量及び摂取寄与食品〉
○ 子供(8~13歳)のカフェイン平均一日摂取量は 12.1 mgで最大一日摂取勧告量の12%
子供たちのカフェイン摂取主要食品は炭酸飲料(64%), 混合飲料(20%), アイスクリーム類(5%) の順序だった.
青少年(14~19歳)のカフェイン平均一日摂取量は 30.6 mgで最大一日摂取勧告量の21%だった.
子供同様炭酸飲料(50%)からのカフェイン摂取量が一番多かったが, 次にコーヒーミックス18%, コーヒー浸出液 12%, コーヒー飲料(缶コーヒーなど) 6% の順でコーヒーからのカフェイン摂取も 36%を占める。
※ コーヒー浸出液 : コーヒー専門店コーヒー, カプセルコーヒー
大人(20才以上)は 86.9 mgでカフェイン最大一日摂取勧告量の22%だった。カフェイン摂取寄与食品はコーヒーミックス71%, コーヒー浸出液 17%, コーヒー飲料(缶コーヒーなど) 4%, 炭酸飲料 4% の順で、大部分がコーヒーからのカフェイン摂取だった。
参照で, アメリカ国民のカフェイン摂取量(FDA, 2010年)と比べると, 韓国の成人男性のカフェイン平均一日摂取量(104.5 mg)はアメリカ成人男性(216.1 mg)の48%水準、成人女性の場合も韓国(74.8 mg)がアメリカ(165.3 mg)に比べて 45% と低かった.
〈食品別カフェイン含有量〉
去年市中流通中の食品ののうちココア, コーヒーなどを原料にしてカフェインを含むと推定される食品361製品のカフェイン含量を分析した結果, カフェイン含量が一番多いのははコーヒーミックス(8,134.3 mg/kg), コーヒー浸出液(677.8 mg/kg), コーヒー飲料(590.0 mg/kg), 炭酸飲料((167.6 mg/kg), 混合飲料(131.4 mg/kg), 液状コーヒー(117.6 mg/kg) の順だった。1回提供量当たりの平均カフェイン含量に換算すればコーヒー浸出液 112.1 mg, コーヒー飲料(缶コーヒーなど) 84.4 mg, コーヒーミックス 47.5 mgである.
※ その他食品の平均カフェイン含有量 : キャンデー類 81.8 mg/kg, チョコレート 29.5 mg/kg お菓子類 14.7 mg/kg など
食薬処はカフェインは疲労感を減らすなど肯定的側面があるが過剰摂取不眠症, 神経過敏などの否定的作用があるため子供や青少年がカフェインを摂りすぎないように多様な政策及び広報を行って来た
体重 50kg 青少年のカフェイン最大一日摂取勧告量は 125mgで、一日コーヒー 1杯とエネルギードリンク 1缶だけ飲んでも最大一日摂取勧告量を超過するので気をつけなければならない.
※ エネルギードリンク 1回提供量あたりのカフェイン平均含量 : 98.9 mg
このため今年 1月 1日からカフェイン含量が液体 1mL 当たり 0.15mg 以上の高カフェイン液状製品はすべてカフェイン含有量とともに摂取注意文言(カフェインに敏感な子供, 妊婦などは摂取注意)を義務的に表示するようにした.
○ また, 子供, 青少年たちの無分別な高カフェイン飲料摂取を制限するために学校及び優秀販売業店では高カフェイン飲料の販売を禁止する「子供食生活安全管理特別法」が 7月 30日に公布された.
※ 施行日付け : 2014年 1月 31日
食薬処はこの調査の結果現在韓国民のカフェイン平均摂取量は最大一日摂取勧告量より低い水準ではあるが、カフェインの過度な摂取を防止するように関連政策用意及び広報実施に力を注ぐ。同時に, 2年ごとに国民のカフェイン摂取量評価を実施して持続的に管理して行く。
