食品安全情報blog過去記事

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製造•加工・調理中自然に発生する非意図的有害物質の低減化を拡大推進、

消費者危害予防政策課 2013-09-25
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=56&pageNo=2&seq=21336&cmd=v
食品医薬品安全処は食品製造・加工中に自然発生する有害物質を低減化して国民健康を確保するために 5ヶ年(‘13~’17) 総合計画を樹立して本格推進すると発表した.
最近食品製造・加工・調理段階で非意図的に生じる有害物質に対する消費者の懸念が高くなり、安全な食品供給のために有害物質に対する集中的低減化研究及び政策的支援が必要だという判断による措置だ.
食薬処は食品中に発生する有害物質低減化のために ▲総合的・体系的な有害物質低減化研究開発 ▲中小業社有害物質低減化支援に集中する予定である<総合的・体系的有害物質低減化研究開発>
製造・加工食品中のベンゾピレン低減化研究開発を外食, 団体給食, 家庭料理など料理食品及び天産物医薬品まで研究分野を拡大して実施する.
今年 9月 ‘食用油脂’ 中ベンゾピレン低減化研究開発を始まりに ‘14年からは ’かつおぶし‘, ’加工食品‘, ’外食業社‘, ’団体給食‘, ’生薬‘ など総 6分野で低減化詳細課題の研究を実施する計画である。
研究開発はベンゾピレン総露出量の調査, 食品別暴露シェア評価, 低減化技術開発及び実用化の順で進行される.
また, 製造・加工・調理中に自然発生する有害物質 23種※を低減化対象物質に選定して韓国民の農・畜・水産物及びその加工食品の総食餌調査による実態調査及びリスク評価などを進行する.
※ (23種)ベンゾピレン, ベンゼン, アクリルアミド, カルバミン酸エチル, 生体アミン類, フラン、ヘテロ環状アミン, 多環芳香族炭化水素, 2-アミノ-3,8ジメチルイミダゾ(4,5-f)キノキサリン, 2-アミノ-3-メチルイミダゾ(4,5-f)キノリン, 3-メチルコラントレン、ニトロソジメチルアミン, ニトロソジエチルアミン, ニトロソピロリジン, ニトロソピペリジン, アセトアルデヒド, エチレンオキシド, トリハロメタン, ホルムアルデヒド, 3-MCPD, ヒスタミン, トランス脂肪, 1,3ジクロロプロパノール(DCP)
今後, リスク評価の結果リスクが高い低減化重点対象物質を導出して低減化技術基盤を構築して行く計画である。
有害物質低減化研究開発のために去る 5月から ‘有害物質低減化推進団’を構成・運営中で、 課題推進のために ‘13年には 28億ウォン, ’14年は 38億ウォンの予算を確保して事業に投入する予定である
中小業社有害物質低減化支援
零細な中小業社の有害物質低減化のために大企業・中小業社の協業体制を構築・運営する.
今年 9月からは業社, 協会, 学界, 政府が参加する ‘有害物質低減化協議会’ 及び ‘アクリルアミド’, ‘生体アミン類’, ‘カルバミン酸エチル’, ‘ベンゾピレン’ 4分科会を構成して零細な中小業社中心に低減化技術適用及び移行事項を確認する.
CODEX など国際機関及び主要先進国の有害物質低減化新技術内容など最新情報及び国際動向を定期的に中小業社に提供する.
中小業社で製造工程段階別低減化移行事項確認に必要な分析を随時支援して, 食品衛生検査機関に ‘圏域別低減化検査機関’を指定・運営する予定
中小業社有害物質低減化支援のために協業システム, 分析費用, テクニカルサポートなどのために ‘13年には 2.8億ウォン, ’14年は 7.2億ウォンの予算を確保して活用する計画.
食薬処は非意図的生成有害物質の事前遮断で国民不安を最小化し、有害物質低減化装備及び施設設計モデル開発により中小零細業社経営環境改善に寄与することが期待できると発表した.