食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

Agricultural Fires in India October 18, 2013
http://www.nasa.gov/content/goddard/agricultural-fires-in-india-october-18-2013/
焼き畑農業を空から見た
Fires in China Oct. 18, 2013
http://www.nasa.gov/content/goddard/fires-in-china-oct-18-2013/#.UmFMtXdki-0
中国。こっちは石炭由来か
いずれにしても環境汚染源

  • 未殺菌ミルクはリスクに値しない−研究

Raw Milk Not Worth The Risk – Study
By Hank Campbell | October 15th 2013
http://www.science20.com/science_20/blog/raw_milk_not_worth_risk_study-122395
一部の人たちが根拠無くミルクは殺菌しないほうがいいと宣伝しているが実際には多くの食中毒患者をだしている
(微生物だが一部殺菌方法によるミルクの成分比較表などがある。コメント欄に、子どもの喘息が科学では治せないから殺菌しないミルク、とか。科学に対する期待の大きさの裏返しとしての反科学(=とにかく少しでも人為的でないものの方がよい)か)

Salt, sugar, and fat or branding, marketing, and promotion?
Lancet Volume 382, Issue 9901, 19–25 October 2013, Pages 1322–1323
Michael Moss編集による本「Salt Sugar Fat: How the Food Giants Hooked Us塩、砂糖、脂肪:いかにして食品大企業が我々を虜にしてきたか」のDariush Mozaffarianによる書評
人類の歴史のほとんどの時期で、いかにして飢餓を避けて食料を確保するかが問題だった。食品中の食中毒菌や毒素への対策は過去100年ほどのことである。そして食生活と肥満についてはつい最近の問題である。NYTのレポーターでピュリッツァー賞受賞者のMichael Mossは食品企業が塩、砂糖、脂肪に人々が依存して過剰摂取するよう操作していると主張する。Mossによるケロッグ兄弟やGeneral Millsの化学者の才能など、個人の物語を描く筆致は非常に素晴らしい。しかし彼らの成功や失敗の魅力的な物語と対照的に、塩、砂糖、脂肪の健康影響の関連については説得力がない。彼が提示する科学的根拠は自説に都合の良い動物実験を選択している。この本は科学を無視して低脂肪低カロリーが健康に良いという世間的思いこみを繰り返している。Mossは普通の牛乳を酷評し低脂肪乳が良いとしているが根拠はない。実際にはこの本では食品企業が製品の売り上げを伸ばしたのは製品の塩、砂糖、脂肪を増やしたからではなく宣伝戦略の成功であることが示されている。
(もしこれらが依存性薬物のようなものならSalt Sugar Fatのかたまりが一番売れるはず、ということになってしまう。そんなもの売れない。)

  • インターネットで販売されている母乳はしばしば汚染されている

Breast milk sold on Internet is often tainted, testing finds
Monday, October 21,
http://www.washingtonpost.com/national/breast-milk-sold-on-internet-is-often-tainted-testing-finds/2013/10/20/1532284e-39ce-11e3-b7ba-503fb5822c3e_story.html
いくつかのオンラインショップが母乳を販売している。ある有名なサイトで販売されている母乳101を調べたところ、34から赤ちゃんを病気にする可能性のある細菌数が検出された。どのサイトかは明らかにされていない。
この調査には参加していないシカゴRush大学医学部の小児科主任Kenneth Boyerはこの結果を「非常に怖い」と言っている
病院でも母乳バンクを運営しているが殺菌されている。
論文はPediatricsに発表された。