食品安全情報blog過去記事

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最新世界がん統計

世界のがん負荷は2012年の新症例1410万人に増加:乳がんの急増に対策が必要
Latest world cancer statistics
Global cancer burden rises to 14.1 million new cases in 2012:Marked increase in breast cancers must be addressed
12/12/2013
http://www.iarc.fr/en/media-centre/pr/2013/pdfs/pr223_E.pdf
GLOBOCAN 2012発表。
2012年にがんと診断されたのは1410万人、がんによる死亡820万人。また過去5年にがんと診断されて生存している15才以上の人は3260万人と推定。
世界で最も多いがんは肺がん(180万人、全体の13%)、次いで乳がん(170万人、11.9%)、直腸結腸がん(140万人、9.7%)。がんによる死因としては肺がん(160万人、19.4%)肝臓がん(80万人、9.1%)胃がん(70万人、8.8%)。
世界人口の高齢化により2025年までには新しくがんと診断される人は1930万人に増加すると予想している。2012年の全てのがんの56.8%とがんによる死亡の64.9%は途上国でおこっている。
乳がんの急増
2008年以降乳がんの頻度は20%以上増加し死亡は14%増加した。今や女性のがんの1/4が乳がんである。増加の一因はライフスタイルの変化で一部は医療が届いていないためである。頻度も生存率も地域差が大きい。
サハラ以南のアフリカの女性にとって子宮頸がんによる死亡は予防できる
GLOBOCAN 2012
http://globocan.iarc.fr/Default.aspx