食品安全情報blog過去記事

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世界の専門家が「アクションオンシュガー」を作り肥満流行阻止のために団結

WORLDWIDE EXPERTS UNITE TO REVERSE OBESITY EPIDEMIC BY FORMING ‘ACTION ON SUGAR’
9th January 2014
http://www.actiononsugar.org/
砂糖への注意を呼びかける
Consensus Action on Salt and Health (CASH)による減塩対策に倣って今度は食品に加える砂糖に。

  • 砂糖摂取量を減らすためのキャンペーンについての専門家のコメント

SMC UK
experts comment on campaign to reduce the nation’s sugar intake
January 9, 2014
http://www.sciencemediacentre.org/experts-comment-on-campaign-to-reduce-the-nations-sugar-intake/
オックスフォード大学食事と集団保健Susan Jebb教授
この国の肥満問題の大きさからは食生活の改善のためにより強力な対応が必要であることは明らかである。しかし個別の栄養素だけを批判するアプローチは避けるべきで全体的なアプローチが必要。
グラスゴー大学代謝医学Naveed Sattar教授
肥満の流行は運動量の変化より食べすぎが大きいことは明確で、英国人のカロリー摂取量を減らすことが必須である。多くの食品に砂糖が多いのも事実であるが一方で減量したい個人は砂糖入り炭酸飲料を水やダイエット飲料に変えることで砂糖の摂取量を減らせる。
砂糖がそれ自体悪いのではなく、使用するカロリーより多くのカロリーを摂ることが問題である。食べ過ぎる人は砂糖や脂肪の多い食品が美味しいから食べ過ぎるのだろうが徐々に変えることはできる。ただし忍耐が必要で、砂糖や脂肪の多い食品が減って質の良い食品が入手しやすくなると個人も健康的選択がしやすくなるだろう。
(主な標的はソーダ類。しかしイギリスやアメリカの食品が美味しいから太るのだと思っている人は多いのだろうか??砂糖が多ければ多いほど美味しいとは思えないのにな)