食品安全情報blog過去記事

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2014年ウエストバージニアでの化学物質の放出

2014 West Virginia Chemical Release
http://emergency.cdc.gov/chemical/MCHM/westvirginia2014/index.asp
石炭処理に使われる4-メチルシクロヘキサンメタノール(MCHM)の流出事故について。
MCHMは爆発したり引火したりしない。有機アルコールなので明白な臭いがあり甘草のような臭いと報告されている。
飲料水中の基準値はない。科学者は飲料水中のスクリーニングレベルとして1ppmを提案している。1ppm以下では有害健康影響はおこりそうにない。水道水を調理や入浴に使い続けて構わない。妊娠女性は心配かもしれないので不検出になるまで他の飲料水を使ってもいいだろう。
1ppmの根拠は動物実験。ラット28日間経口投与試験のNOEL 100 mg/kg体重(LOAELは400 mg/kg体重)に安全係数1000。

State of Emergency
http://www.governor.wv.gov/Pages/State-of-Emergency.aspx
2014年1月9日の事故以降
検出下限は10 ppbと、CDCのスクリーニングレベルの100分の1を使用、としている
各地で水を配布している

  • WV American Water Emergency

http://www.dhsem.wv.gov/Pages/WV-American-Water-Emergency.aspx

FEMAが対応している
FEMA Supporting West Virginia Response Efforts Urges Residents in Affected Area to Listen to Local Officials
January 10, 2014
http://www.fema.gov/news-release/2014/01/10/fema-supporting-west-virginia-response-efforts-urges-residents-affected-area
(twitterFacebook、blogなどに写真をたくさん掲載して頑張ってるぞと伝えている
日本でこういうのやったら怒られるんだろうな)