食品安全情報blog過去記事

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その他

REPORT: Turning Attention to ADHD
3.12.14
http://lab.express-scripts.com/prescription-drug-trends/turning-attention-adhd/
米国のADHD医薬品使用傾向報告書を発表した。2008年から2012年までの間にアメリカ人のADHD薬の使用数は36%増加した。最も驚くべきことは成人の使用が増加したことで、特に26-34才の女性は85%増加した。主な使用者が子どもであることに変わりはないが子どもでは男の子のほうが多く使っているのに対して成人では女性の方が多く使っている
2012年には12-18才の少年の9%がADHDの薬を使っている

  • 発泡性医薬品とナトリウム

Effervescent Meds and Sodium
by Berkeley Wellness | March 13, 2014
http://www.berkeleywellness.com/self-care/over-counter-products/article/effervescent-meds-and-sodium
もしあなたがAlka-Seltzerのような可溶性発泡性医薬品(水に溶かしてから飲む薬)を定期的に使用しているなら、健康に危害を与える量のナトリウムを摂っているかもしれないと最近発表されたBMJの研究が示唆する。たとえばアスピリンと重炭酸ナトリウムからなるAlka-Seltzerは2錠でナトリウム1134mgになる (1日のナトリウム推奨摂取量が1500-2300mg)。食品と違って医薬品にはナトリウム含量は表示されていない。医師や薬剤師にナトリウム含量を尋ね、多いものは少ないものに代えてもらうといいだろう。

  • 世界腎臓デー

World Kidney Day
http://www.worldkidneyday.org/
3月13日
高齢化すると腎臓の悪い人は増える
・腎臓のための8つのゴールデンルール
1.運動しよう
2.血糖値コントロール
3.血圧コントロール
4.健康的な食生活と体重維持
5.水分補給
6.タバコは吸わない
7.市販の薬を常用しない
8.ハイリスクの場合は定期的に検診

  • 研究に警告表示が必要なとき

When Research Should Come with a Warning Label
by Trevor Butterworth | 9:00 AM March 6, 2014
http://blogs.hbr.org/2014/03/when-research-should-come-with-a-warning-label/
哲学者Alain de Bottonによる新著The News: A User’s Manualを紹介しつつ健康関連研究の報道について。
吾々は情報を消費する時、物語という文脈を必要とし、あらゆるニュースにはそのバイアスがある。特に既に知っている「物語」の枠組みに当てはめて理解するのは思考力の節約になるので好まれる。
例として取り上げられているのはPLoS Medicineに発表された、企業がお金を出して砂糖が肥満の原因だという根拠がゆがめられている、と主張する研究。
(WHOの砂糖摂取ガイドラインとも関連。5%は現実問題として無理なんじゃない?という意見を言う人に対して、企業からお金をもらった悪いやつだという批判がある。何かの陰謀という「物語」は強烈。善意の正義の人が陰謀論にはまるとやたら攻撃的になるので勘弁して欲しい・・・)

  • 新しい調査によるとアメリカ人は砂糖が大麻より有害だという

Sugar More Harmful Than Marijuana Says Americans In New Survey
By Chloe Francescangeli, March 14th, 2014
http://www.thealmagest.com/sugar-more-harmful-than-marijuana-says-americans-in-new-survey/11121
1000人のアメリカ成人対象の調査。マリファナ、アルコール、タバコ、砂糖のうちどれがより健康に悪いかを尋ねたところ一番がタバコ(40%以上)、次いでアルコール(20%以上)、その次が砂糖で最後がマリファナ
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2580338/Americans-believe-marijuana-LESS-harmful-sugar-says-new-survey.html
図はこっちのほうが

  • GMOサーモンがまもなく販売されるが、誰が買うだろう?

Foxnews
GMO salmon may soon hit food stores, but will anyone buy it?
By Hannah Sentenac/  Published March 11, 2014/
http://www.foxnews.com/leisure/2014/03/11/gmo-salmon-may-soon-hit-food-stores-but-will-anyone-buy-it/
約20年かかって、FDAはまもなく世界初のGM動物タンパク源についての決定をすると予想されている。約半分の時間で出荷できる大きさになるAquAdvantageサーモンは、世界初のヒト食用遺伝子組換え動物になる。しかし先週、このサーモン(批判者はフランケンフィッシュという)を販売しないというリストに、主要ストアチェーンKroger とSafewayが加わり、FDAが認可しても消費者が買うかどうかに疑問が提示されている。
この問題は非常に議論が多い。環境保護主義者、消費者監視団体、スーパーマーケットチェーン、アラスカの漁師等が1996年に認可申請されて以降ずっと大きな声で反対している
AquaBountyの社長はこの魚の環境負荷の少なさなどのメリットを強調している。消費者が一度食べたらきっとわかると。ビジネスリサーチアナリストのHoward Waxmanが完全拒否の可能性も広く受け入れられる可能性もあるとしている。Genetic Literacy Project のJon Entineは、これは短距離競走ではなく、マラソンであるという。

  • 自閉症の子どもの発作と豆乳の関連の可能性

Study suggests potential association between soy formula and seizures in children with autism
13-Mar-2014
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-03/uow-ssp031314.php
Wisconsin-Madison大学の研究者らが、ミルクを与えられていた乳児より豆乳を与えられていた自閉症乳児の方が発作が多いことを検出した。PLOS ONEに発表。
米国で販売されている乳児用ミルクの約25%が大豆タンパク質ベースである