食品安全情報blog過去記事

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その他

  • Cry3Bb1タンパク質の環境安全性レビュー

ILSI
A Review of the Environmental Safety of the Cry3Bb1 Protein
Center for Environmental Risk Assessment, ILSI Research Foundation
March 25, 2014
http://www.ilsi.org/ResearchFoundation/Publications/Cry3Bb1-monograph140325.pdf
遺伝子組換え農作物の栽培により、環境中Cry3Bb1濃度に観察可能な影響はない、など
データがたくさん収載されている

SMC NZ
‘Should Genetic Engineering play a part in NZ’s future?’
April 3rd, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/04/03/should-genetic-engineering-play-a-part-in-nzs-future/
Lincoln大学のディベート。動画で紹介

  • トランス脂肪、規制、法律、ヒト健康

“Trans Fat, Regulation, Legislation and Human Health”
April 2, 2014
http://www.elsevier.com/about/press-releases/research-and-journals/trans-fat,-regulation,-legislation-and-human-health
Clinical Therapeuticsが3月号で特集
http://www.clinicaltherapeutics.com/content/SFMar2014
FDAの「GRASではない」判断に関連して

  • 乳がんスクリーニングを決める際の指針となるベネフィットとリスクの系統的評価

JAMA
A Systematic Assessment of Benefits and Risks to Guide Breast Cancer Screening Decisions
April 2, 2014
https://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1853165
乳がんスクリーニングのメリットはベースラインのがんリスクに大きく依存するので、利益を最大化するためには患者個人のリスクに基づいて決定されるべき。

  • がん治療:内なる殺人者

Natureニュース特集
Cancer treatment: The killer within
Heidi Ledford 02 April 2014
http://www.nature.com/news/cancer-treatment-the-killer-within-1.14955
がん免疫療法についての記事。
1992年に初めてがんの免疫療法薬としてFDAに認可されたインターロイキン2は、悪性黒色腫の完全寛解は6%、一方で治療による死亡は2%、研究者らは反応率を上げ危険な副作用を減らすための研究をしている。免疫療法という考え方自体は1891年に生まれている。何十年もの間研究者らはその可能性を追求してきた。2011年にCTLA-4とよばれる「チェックポイント」タンパク質を阻害するYervoy (ipilimumab)がFDAに認可されて新しい時代を迎えた。以下略
(この辺まともにやっているところと、怪しげな食品で「免疫力アップでがんにかつ」みたいな宣伝しているところとの差が大きいのだけれど、だまされる人にその違いを説明するのが難しい。違いが理解できたらだまされないわけで・・・強力な武器には強力な副作用がある、とかなら多少はわかるだろうか?)

Steroids slowly killing the gym-obsessed youth
April 03, 2014
http://www.news.com.au/lifestyle/fitness/steroids-slowly-killing-the-gymobsessed-youth/story-fnlsv23r-1226873678282
英国West Yorkshireの若者OLI Cooneyは毎日何時間もトレーニングをしているジムジャンキーだった。不幸なことに、理想の体重になるためステロイド注射を使い始めた。16才からトレーニングを開始し、心臓発作を2回、脳卒中を3回経験したにもかかわらず警告を無視して激しいトレーニングを続けた。2013年9月22日に友人の家で倒れ、病院で死亡した。死因は薬物濫用と今週公式に認定された。
オーストラリアでもステロイドの使用が急増している。
Cooney氏の家族はステロイドの危険性を訴えている