食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 水質の選択が迫る−David Skegg卿

SMC
Water quality choices ahead – Sir David Skegg
April 10th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/04/10/water-quality-choices-ahead-sir-david-skegg/
酪農の拡大は経済にはよいが別の負荷がある、とニュージーランド王立学会長David Skegg卿がニュージーランドヘラルドに書いた
我々は選択しなければならない:豊かさか水か?
酪農により湖や川が汚染され、昆虫や魚や鳥に悪影響を与える
(酪農、というか畜産が水系の富栄養化につながるのは日本でも問題になっている)

  • 科学に敬意を払うため社会には驚き以上のものが必要

Natureコラム
Society needs more than wonder to respect science
Susan Watts.
09 April 2014
http://www.nature.com/news/society-needs-more-than-wonder-to-respect-science-1.15012
サイエンスコミュニケーションとサイエンスジャーナリズムには根本的な違いがある。サイエンスコミュニケーションでは人々に科学的発見が如何に素晴らしいかなどを伝える。Higgsボソンや重力派の意味の説明にはスキルが必要である。一方サイエンスジャーナリズムでは詐欺的幹細胞治療や開示されない利益相反、不正行為など科学のいかがわしい部分も伝える。サイエンスジャーナリズムの名の下で科学者の発表する「科学のすばらしさ」を無批判に垂れ流すのは耐えられない退廃である。重要ながんの論文が他の研究者に再現できないとしたら、それを追求するのがジャーナリズムだろう。我々は新しい科学の価値や弊害を推し量るためにサイエンスジャーナリズムを必要とする。我々は科学を社会的文脈の中に置くことに苦労している。
科学の報道がスポーツへのコメントと同じになることを望むだろうか?
(言葉の意味すらわからずプレスリリース丸写しなのはコミュニケーションでもジャーナリズムでもないよねぇ)