食品安全情報blog過去記事

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説明資料(世界日報「木の台所用品から有害物質が多量に検出」記事に関連)

添加物基準課/添加物包装課 2014-04-04 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&pageNo=1&seq=23461&cmd=v
世界日報が 4月 4日(金) 報道した 「木のキッチン用品から有害物質多量検出」記事について次のように説明する
食品医薬品安全処は、器, スプーン, 杓子など食品用器具の基準•規格は、食品に有害物質が移行することを管理するための溶出基準と該当製品の原料の品質管理のための残留基準に大きく分けられて管理されていることをお知らせする
木材類食品用器具の場合は、アメリカ, EU など多くの国々が溶出基準だけを設定して管理しているし, 全世界的に残留基準は設定していない。
またベトナム産ボウル, 中国産料理スプーン, タイ産しゃくしなどの木材類は全て溶出基準を満たしていた。
同時に, 木材類に対して蒸発残留物などは木材の特性上木粉, パルプ, セルロースなどが蒸発残留物と誤認されるため全世界的に基準を設定していない。
※ 蒸発残留物 : 食品用器具類に食品類似溶媒を入れて食器から出る可能性のある有害物質を含むすべての物質を溶出させてから食品類似溶媒を蒸させて残っている残留量を測定
食薬処は最近環境に良い製品を好むなどの理由で消費者の木材類キッチン用品使用が増加しているため木材類に対する残留基準設定が可能かどうかを検討する予定である。