食品安全情報blog過去記事

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FDAはジャーキーペットおやつ調査の最新情報を提供

FDA Provides Latest Information on Jerky Pet Treat Investigation
May 16, 214
http://www.fda.gov/AnimalVeterinary/NewsEvents/CVMUpdates/ucm397713.htm
FDAはャーキーペットおやつを食べた動物の病気や死亡について現在行っている調査の更新情報を提供する。
・症例数:FDAが先に伝えた2013年10月22日以降、さらに約1800件の報告を受け取った。2014年5月1日時点で合計4800件の苦情があった。ほぼ全てが中国産の、チキン、ダック、サツマイモジャーキーおやつである。イヌが5600、ネコが24、ヒトが3で、イヌの死亡が1000以上ある。60%は消化管/肝疾患、30%が腎臓/尿路疾患の頃はその他各種である。腎臓/尿路疾患の約15%がFanconi症候群陽性
・獣医師への手紙への反応:獣医師に症例の共有を呼びかけた2013年10月以降、FDAは非常に良く記載された症例報告を多く受け取った。このなかからイヌ26頭の検視ができ、そのうち13例はジャーキーおやつとは関係がない事例だった。残り13件はジャーキーとの関連が否定できない。このうち11頭は腎疾患、2頭は消化管疾患。
FDAはレビューを続けている。まだ完了していない。
・CDCとの協力:CDCは主にヒトの病気を扱うが協力を要請している。
・検査:ニューヨーク州市場農業省(NYSDM)が2012年に微量の抗生物質を検出して以来、FDAはNYSDMの方法を適用するプロジェクトを行い、現在完了して検査を行っている。
中国産ジャーキーを検査して一部のチキン検体からアマンタジンを検出している。これらの検体は1年以上前に販売されたものである。アマンタジンはヒトの医薬品としては認可されているがチキンには2006年に禁止している。アマンタジンが病気の原因だとは思わないがジャーキーには存在すべきではないのでFDAは中国に通知した。
FDAは調査を継続している。