食品安全情報blog過去記事

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その他

  • ヨーロッパの国々はGM作物を退ける新しい規則を支持

ScienceInsider
European nations back new rules for snubbing GM crops
Thursday, June 12, 2014
http://news.sciencemag.org/environment/2014/06/european-nations-back-new-rules-snubbing-gm-crops
厄介な議論の両陣営が怒りつつEU加盟国は個々の国にGM作物の栽培を拒否することを認める計画に合意した。GM食品についてはEUの消費者や国に、EU圏の規制上の決定とは厳しく決裂する強い懸念がある。GMを栽培したい国にとっても栽培したくない国にとっても現在の認可システムは機能していない。長く続く膠着状態を避けるために、欧州委員会は2010年に個々の加盟国に自国内での栽培を禁止できるようにする提案をした。この提案はしばらく立ち往生していたが本日合意された。企業はよくわからない予想区不可能な理由で製品が拒否される可能性があることに懸念を表明している。フランス議員はこの文章では栽培を禁止する確固な法的基礎にならないと主張。
最終採択には閣僚評議会の合意が必要。

  • 新しい北欧食

The New Nordic Diet
by Berkeley Wellness | June 12, 2014
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/diet-weight-loss/article/new-nordic-diet
地中海食に代わる話題の健康的食生活が料理界に参入した:ニュー・ノルディックである。「ニュー」を強調する。デンマークスウェーデンフィンランドノルウェーアイスランドは乳製品や燻製魚と肉を多く食べ野菜や果物をあまり食べないと思うかもしれない。あるいは北欧料理といえば発酵したサメ肉、焼いた羊の頭、羊の精巣の漬物を思い出すかもしれない。もはやそうではない。
新しい北欧食は2004年に北欧5ヶ国の食品専門家やシェフがコペンハーゲンに集まって、伝統的食習慣よりも健康的な、新しい地域料理を定義したことで始まった。最近流行の北欧料理レストランは複雑な調理法で値段も高いが、基本的食事はシンプルで採用しやすく、旬や持続可能性を考慮し、添加物を避け廃棄を最小限に減らしている。
この食事は植物性由来のものを多くし、たくさんの根菜・キャベツ、濃い緑の野菜、リンゴ、ナシ、全粒穀物、魚、野生の獣、少量の乳製品からなる。他に苔やキノコやイラクサやニンニク、蟻を含む。いろいろな点でニューノルディックは地中海食に類似するが、オリーブ油の代わりに菜種油に依存し、気候や土壌に応じて野菜の種類勝が違う(北欧にはトマトはあまりない)。
新北欧食の心臓と健康へのメリット
いくつかの研究で、心血管系リスクのある人で、新北欧食が典型的北欧食より血中コレステロール濃度を改善することなどが報告されている。減量効果も報告されている。
新北欧食と地中海食を比較した研究はないが、どちらでも、理想的なものなら健康的であろう。どちらも主に植物ベースの食事で、野菜や果物、全粒穀物、魚、脂肪の少ない肉、不飽和植物油を含み、精製した穀物、添加した糖、脂肪の多い赤身肉、高度加工食品を避けている。基本的には新北欧食は健康的な食生活の地域へ適応型である。
アメリカで新北欧食をそのまま実行するのは難しいが、基本成分を導入することはできる。地域の季節の野菜や肉を使って単純な料理をする。
(和食に欠けているのはこういう科学的根拠を作ろうという姿勢。伝統を生かしつつ改善していくのは得意なはずなのに)