食品安全情報blog過去記事

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レトルト包装、これが気になります!

添加物基準課 2014-06-25
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=24344
食品医薬品安全処はそのままあるいは簡便に暖めて食べられるレトルト(retort) 食品に使われる包装材について消費者に正しい情報を提供しようと ‘レトルト包装材について調べましょう!’を製作してホームページに載せると発表した.
主要内容は ▲レトルト包装材の特徴 ▲レトルト包装材の安全性 ▲レトルト食品の正しい摂取方法などである<レトルト包装材の特徴>
レトルト包装材は破損や変形せず内容物であるレトルト食品の変質を阻むために耐熱性が良い合成樹脂材からなる多層包装材が主に使われる.
代表的なものに合成樹脂中間にアルミホイルを挟んで作った不透明なパウチ(袋)形態があり, 即席カレー, チャジャンなどの製品に広く使われている.
レトルト包装材は缶や瓶より軽く空間占有が少なく, 封切りしやすく柔軟でけがをする懸念は少ないが, 尖ったり鋭い物体で包装が破損されることあるので注意が必要<レトルト包装材の安全性>
レトルト包装材を構成する材質の中で食品と直接接触する材質は耐熱温度が 115℃ 以上のポリエチレンやポリプロピレンが主に使われていて, 該当物質から食品に有害物質や不純物が移行しないように基準規格を決めて管理している.
※ 鉛: 1ppm 以下, 過マンガン酸カリウム消費量: 10ppm 以下, 蒸発残留物: 30ppm 以下, 1-ヘキセン(ポリエチレンに限り) : 3ppm 以下, 1-オクテン(ポリエチレンに限り): 15ppm 以下
ポリエチレンやポリプロピレンには内分泌撹乱物質として知られるフタル酸やビスフェノール Aは使われていない<レトルト食品の正しい摂取方法>
レトルト食品を暖める方法は熱湯や電子レンジを使う方法がある.
熱湯の場合はお湯にレトルト食品を容器のまま入れて暖める。野外でも簡便に使うことができ、パウチ(袋) 形態の製品でよく使われる.
電子レンジの場合はレトルト食品を容器ごとあるいは電子レンジ用容器に移して料理する方法で, 熱湯より早く暖めることができる.
レトルト食品を暖める時には包装に表示された方法や時間などをよく読んで従わなければならない.
電子レンジで直接暖める時には表示された方法に従ってふたを少し開けたり包装材上部一部をきらなければならない.
表示事項に 「袋ごと電子レンジにいれないでください」 などの注意事項がある場合は直接暖めずに電子レンジ用容器に移して暖めなければならない.
レトルト食品はパウチ(袋) または容器に食品を密封した後加熱殺菌したもので, 封切りしない状態で暖めた場合にはまた冷却して保管が可能である.
レトルト食品は種類によって常温保管または冷蔵保管ができるが、常温保管でも温度が高い所に長期間放置時には品質が落ちるので, 高温や直射日光を避けて保管しなければならない.
詳しい内容はホームページ[www.mfds.go.kr → 分野別情報 → 食品安全 → 関連サイト → 器具及び容器•包装情報部屋]で確認可能