食品安全情報blog過去記事

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フィールドからの報告:医療とワクチンを嫌う学校と宗教コミュニティでの百日咳アウトブレイク−2013年フロリダColumbia郡

Notes from the Field: Outbreak of Pertussis in a School and Religious Community Averse to Health Care and Vaccinations — Columbia County, Florida, 2013
MMWR
August 1, 2014 / 63(30);655-655
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6330a3.htm?s_cid=mm6330a3_w
2013年8月30日、医療とワクチンを嫌う大規模宗教コミュニティの中にある学校に通っていた、予防接種をしていない子どもの百日咳の報告があった。幼稚園の記録によると予防接種を完了していたのは34人中5人だけ、7年生では22人中1人だけだった。予防接種をしない理由は84%が宗教上の理由だった。
調査の結果このコミュニティで百日咳に罹ったのは合計109例。生徒316人と先生16人のうちでは94人の生徒と先生1人。ワクチンを接種していたのに罹ったのは1例。小さい子ほど罹りやすく治療には抗生物質が投与された。