食品安全情報blog過去記事

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職業上の農薬暴露:調査、評価、予防の課題

Occupational exposure to pesticides: Challenges for research, evaluation and prevention
21 October 2014
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/141021.htm?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_content=feature&utm_campaign=20141022
フランス食品安全庁(ANSES)及び欧州食品安全機構は農薬への職業上の暴露に関する最新知見の概要を示すために10月28〜29日に共同会議を計画している。その会議では、科学コミュニティの最良の方法と知識の共有を促進するとともに農薬暴露評価分野での進展状況を話し合うために、フランス及び各国の研究者と科学者たちが集まる予定である。
農薬への繰り返し暴露とある種の慢性疾患との関連については、様々な信頼性で、農業分野で暴露した人口集団でのいろいろな疫学研究が行われた。だが、多数の物質への農場労働者の暴露歴のデータ不足により、影響とその暴露についての因果関係を確立することは難しい。
リスク管理者とリスク評価者は、かつては研究計画の財政的支援で、その後現在のリスク評価手順の改善と新手順を開発することにより、この問題に取り組んでいる。
農薬暴露問題に関する科学的技術的発展の概要を示し、将来の評価・予防・保護のための見通しと課題について話しあうために、ANSES と EFSAは、フランスや欧州の垣根を越えて科学者たちが集う10月28〜29日の会議を共同で計画している。
二日間の会議中の議論は次の話題に焦点を当てる予定である:
・農薬の健康影響の理解への疫学の寄与
・農薬暴露と評価方法の知識の向上
・農薬暴露濃度に関する技術的及び人的要因の重要性